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あけましておめでとうございます。

先月から恒例にし始めた、前月のランキング。2008年12月のトップ5は以下の通りです。

No.1 『昴』から『マカリイ』へ 谷村新司氏還暦 小説『昴』出版記念祝賀会

No.2 LOVE NOTESリーダーからの返信

No.3 「音楽」

No.4 田母神俊雄氏の論文

No.5 職業に貴賎なし

No.5の「職業に貴賎なし」は9月のエントリーなのですが、なぜ今頃たくさんの人が読みに来たのでしょうね。どこかで「職業に貴賤なし」が話題になったのでしょうか?

No.4の「田母神俊雄氏の論文」は11月のエントリーですが、いまだに話題ですね。渡部昇一上智大学教授との共著『日本は「侵略国家」ではない!』が出て、またまた世間を騒がせているようです。マスコミでは「日本は侵略国家だ」としか言わないことになっていますからね。別の意見が出てきたら聞きたくなるのはもっともです。

No.3「音楽」は意外でした。「水のきらめき」に来た人が「音楽」のカテゴリーを検索したのです。恐らくNo.1とNo.2を読んだ人が、「いったいこいつはどんな音楽の趣味してんだ?」とか、「音楽の評論家か?」なんて思って検索したのかもしれませんね。

No.1とNo.2は続きの話しになっているので、どちらかを読んだ人は必ずもう一方を読みに行ったのでしょう。

では、今年もよろしくお願いいたします。

あけましておめでとう、そして

神社には初詣の人たち

幸せを祈る僕たち

地球の裏側ではいまも戦争

裏と表で違う感情

何もできないけど

何かしたい

できるのは目の前のことだけ

「いまここ」で僕はがんばります

「いつかどこか」に手は届かないから

「いまここ」の安らぎが

あなたにも届きますように

 

行動がなければなにもない

人は他人を煽動するが

ささいな煽動が争いを生む

取り合わないと生きていけない

誰がルールを決めたのだろう

分け合うことに未来はないのか

 

あけましておめでとう

 

今年も何も変わらない

目の前に「いまここ」があるだけ

「いまここ」を喜ぼう

悲しんでばかりでは

せっかくの「いまここ」がもったいない

怒ってばかりでは

せっかくの「いまここ」がやるせない

 

あけましておめでとう

そして、この詩を読んでいるあなたに

ありがとう

Merry Christmas and a Happy New Year

小説『昴』を読んだ

このパーティーでいただいた小説『昴』を読んだ。

この小説を読みながらいくつものシンクロニシティを感じた、「マカリイ」に関してはこちらに書いたが、ほかにも「太一」「諸葛孔明」「月震」などに僕は響いた。

「太一」については先日読んだ吉野裕子女史の本に登場する。「諸葛孔明」というのはひさしぶりにこのイベントの内覧会で大島京子さんに会ったら、諸葛孔明がしていたという占術に話しが及び、そのことをいろいろと教わっていたのだ。「月震」は月が中空になっていて、表面で大きな振動を与えると、鐘のように響き続けるという話しだ。これはかつてその研究をするためにNASAから機材発注を受けた会社の人から話を聞いた。

どの話も僕個人に起きたことで、すべての人に関係あるわけではないが、小説『昴』はそのようなゆるい関係性を信じる人のために書かれた小説だと思う。ハリウッド映画のように観ている者、読んでいる者を結末に追い込む作品ではなく、縁(えにし)の妙を楽しむことができる人に許される仕掛けが凝らされている。

たとえば小説『昴』には紅白二本のスリップ(しおりのための細い紐)がついている。小説に二本のスリップは珍しい。しかも紅白だ。なぜだろうと思いながら読んでいると、小説の中にそのヒントのような話しが登場する。しかし、その話しもこの本の装丁とどう関係あるのか、具体的には明かされない。ニュアンスの網の目に読者は誘(いざな)われる。

谷村氏は作詞をするのでニュアンスにとてもこだわるのだろう。一言一言はごくありふれた言葉だが、いくつかの要素に支えられてある言葉が登場すると、その言葉はもとの言葉以上の意味を持つ。なので読み始めたときには面白さがよくわからなかったが、読み進めるうちにいろんなことが見えてきた。

『昴』 谷村新司著 KKベストセラーズ

【合歓版】くりすます・きゃろる

12月13日に「【合歓版】くりすます・きゃろる」を見た。

SPPTテエイパーズハウスが第32回公演として上演したものだ。演出兼主演の山下裕士さんと知り合い、誘っていただいた。

「クリスマス・キャロル」はディケンズの有名な作品だ。確か僕は大学生の頃に読んだと思う。ごうつくばりの金持ちじいさんがクリスマスの夜に訪れる四人の精霊に導かれて心を入れ替えるというお話しだ。それをSPPTテエイパーズハウスの脚本家合歓葉口が日本の昭和三十年代に舞台を移し、日本風なアレンジをして見せてくれた。

恐らく再演されるだろうからここには内容は書かないでおくが、何度か泣かされた。日本人の心のツボを合歓葉口はよくつかんでいる。

小さな劇場で上演されたので俳優の細かな仕草もよく見えた。途中でシーンのリフレインがあるのだが、練り込まれていて途中から芝居がずれていくのが意図的で面白かった。

6月に同劇団の「Dresser」を観てファンになった。その作品も演者たちの深層心理が浮き出てくるいい芝居だった。次の舞台は来年の九月だそうだ。今年9月に池袋演劇祭の20周年記念特別賞(演劇祭グランプリ)を受賞し、受賞作「白雪姫と七人のムフフ・・・」を再演するそうだ。

完璧な準備のうえでの上演を目指しているのだろう。次回の公演まであいだがあくのが残念だが、楽しみである。