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国立新美術館

「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」を見るために国立新美術館に行ってきた。国立新美術館に行くのは遅ればせながらはじめてだった。六本木の駅を出て、細い路地を歩いていき、建物が見えたときはあまり感激しなかったが、近づいて中にはいると、その美しさに驚いてしまった。

 

その日、出掛けるときは曇っていたのだが、美術館に着くと青空で、燦々と陽光が降り注ぐ。館内にはいるとその陽光が、建物を覆うガラスを通して、まるで森の中の木漏れ日のように安心感を与えてくれる。しかも外壁の緩やかなカーブが影となって床に落ち、四角く囲われる普通の建物との違いを印象づけてくれる。

曲線で囲われることの安心感はいったい心のどこからやってくるのだろうと、いろいろと考えてみたが、よくわからなかった。が、とにかく気持ちいいし、うれしい。

 

 

 

周りがみんな曲線でできていて、しかも安心感を与えてくれる。いるだけで楽しくなった。

左の写真は下にカフェがあるが、右側の卵の下半分のようなところも上がカフェになっている。ピカソ展を見てから立ち寄ってみた。

店員に導かれソファに腰を下ろすと、隣に座っていた品のいいおばあさんが話しかけてくれた。

「天気が良くていいですね」

話を聞くと、おばあさんは倉敷から来たそうだ。前日東京に来て、ピカソ展を見て、いまは日展を見ている途中だそうだ。東京にあと三日滞在する。

 

「これから(日展の)彫刻を見るつもりなの」

そう言い残して彼女は席を立った。

「いい旅を」そんな言葉は海外でしか使ったことがなかった。

見知らぬ人とも気楽に話ができる、そんな雰囲気を与えてくれる。

ピカソ展もよかったが、この場所に来れただけでもよかった。お茶によるだけでも気分がいいだろう。

国立新美術館

東京都港区六本木7-22-2

国立新美術館ホームページ

 

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