2月

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リターン・トゥ・オマドーン

マイク・オールドフィールドのことをネットで調べたら、
去年新譜を出していることに気がついた。
早速買って聞いた。
「オマドーン」という言葉の意味が
わからないが、それは
マイク・オールドフィールドの
三作目のアルバムのタイトルだ。
「どこにいったい戻ってくるのか」
よくわからないまま聞いた。
インナースリーブを見てなるほどと思う。
ますひとつはバージンレーベルにもどった。
インナースリーブの一枚目に
木の写真が載っている。
これが何の木の写真か
わからなかったけど、
次の写真で類推ができた。
その写真には書類が写っていて
そこに「The Manor Mobile Unit」と書かれている。
マナースタジオに戻ってきたんだな。
最初の三部作を録音したスタジオだ。
しかも、使っている楽器は恐らく
シンセサイザーやコンピューターの
補佐を得ずに演奏しているのではないかと思う。
ネット上には「オマドーン」という言葉は
「馬鹿者」を意味するとある。
それが本当なら、
マイク・オールドフィールドは
「馬鹿者に戻る」訳だ。
いったい何がバカなのか?
自分ですべての楽器を演奏して
多重録音で音楽を作るという
とんでもない手間をかけることに
戻ってきたのだろう。
いまでこそそうやって音楽を作る人は珍しくないが、
1970年代には珍しかったのだ。
そもそも機材を手に入れるのが大変だった。
まあ、いろいろと書きつつ、
「リターン・トゥ・オマドーン」を
聞いて幸せ。
これに尽きる。

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