知ってはいけない
矢部宏治の『知ってはいけない』を読んだ。
『日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか』や
『日本はなぜ「戦争ができる国」になったのか』などを書いた著者の
昨年夏に書かれた新書。
前の2冊を読んでいたら
目新しい話はないが、
よくまとまっている。
この新書に書かれているような話が
なぜ国会で取り上げられないのか
まったく不思議だ。
いや、ここに書かれていることが
本当だからこそ、国会では
取り上げられないのかもしれない。
E・ガレアーノの
『収奪された大地』と一緒に読めば
いまの政治家が何をしたいのかが
よくわかる。
それにしてもこの
『知ってはいけない』、
よく書いたなと思う。