わからないこと
世の中にはわからないことがたくさんある。
まず、生命とは何かがわからない。
自分は生きているのに、
自分がどうやって生きているのか
わかっていない。
なぜ食べるのか?
なぜ歩くのか?
どう考えているのか?
わかったような気でいて
本当はわかってない。
でも、もしそんなことが
わかるのであれば、
わかるために知らなければならないことが
山のようにありすぎて、
きっと困ってしまうだろう。
それでもあえてそれを知りたいと
思うのであれば、
自分なりに考えたり調べたりしていくと
ある程度までは知ることができる。
でも、そこから先は本当に
不可知の世界だ。
たとえば命を、
ある体系で理解できても、
別の体系で考えることもできる。
そういう、ものの見方によって
変化する真理というのも興味深い。
だけど結局わからない。
わからないままに人生に漂う。