神の詩 バガヴァッド・ギーター
何年か前に読んだが
そのときはあまり意味が
わからなかった。
戦争の最中に悩む者と
至上者との対話。
悩む者は
「一家一族を全滅させたり
親しい友人同志が殺しあうほどの
過誤があったとは思えません」
と嘆くが、至上者は
「すべての生物は永遠不滅であり
その実相は人智では測り難い
破壊されうるのは物質体(肉体)
だけである
だから戦え」
という。
何度も問答を繰り返し、
ついに導かれるのは
宇宙普遍相の偉大な形相(姿)。
果たしてそこに何を見るのか。
真実も科学も高度になればなるほど
少しの歪みが大きな影響を与える。
神の詩も、少し間違えると
とんでもない考えに導かれるだろう。
仏教でいう「真如」とともに
これを読むことが求められる。