6月

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こころを落ち着かせる

僕が朝起きてすぐにこの「日刊 気持ちいいもの」が書けるときは、こころが落ちいている。
風のない湖の表面のように景色がはっきりと湖面に映るから、気持ちいいものがすっと書ける。
風が吹きまくる荒れた湖面には何も映らない。
だから、このメルマガを読んでいる人にひとつの楽しい読み方を伝授しよう。
この連載が朝届かないとき、きっと僕は四苦八苦している。
荒れた湖面を落ち着かせようと、風の反対側からふーふー吹いたり、うちわを扇いだり、扇風機を回したりしているはずだ。
そんなことをしても湖面は静かにならない。
たいていはさらに荒れる。
「しょうがねぇよなぁ」とあきらめた頃に風はやむ。
しかし「しょうがねぇよなぁ」では、自分の意図が働かない。
意図通りにやっていくためには僕がふーふーしなければならない。
ふーふー。
しかし、これには効き目がない。
さて、どうするか。
どうしようもないことを僕は悟った。

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