10月

18

アイスティー

急須にティースプーン10杯分の紅茶を入れてお湯を注ぎ、しばらくじっと待つ。
普段、急須にティースプーン10杯分の紅茶なんて入れないから、母の笑い話を思い出す。
母が幼い頃、お客様が来て、祖父が母にお茶を出すように頼んだ。
母はまだお茶を出したことがなく、見よう見まねで出してみた。
茶葉を急須に入れ過ぎて、お湯を注いだら茶葉が膨らみ、急須の蓋を持ち上げ、あわてて蓋を押さえて出したそうだ。
どんなお茶になったのやら。w
紅茶が濃く出た頃を見計らって、麦茶ポットに入れられるだけの氷を入れたところに注ぎ入れる。
カチャカチャカチャと氷が溶けたりぶつかったりする音を聞きながら、すっかり紅茶を出し切ればできあがり。
母さんあの世で元気かな。

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