3月

11

慈雨のように

草原のきれいなリゾートで、友人たちと一緒に遊んだ。
ちょうどいま、『デカメロン』を読んでいることが影響しているかもしれない。
互いに自分の人生がどうなっていくのか、想像して語るという遊びをしている。
自分の寿命を想定して、それプラス20〜30%先の話まで作る。
たとえば、自分の寿命が100歳ならば、その20年後、30年後はどうなっているかを最後に語る。
草原を見つめてどういう話をしようかと皆が考えているとき、ある友人が「お茶を下さい」と言った。
僕は急須のお茶を注ぎながら「このお茶が春の慈雨のようにあなたの心を満たしますように」と言った。
そこで目覚まし時計が鳴って、目が覚めた。

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