12月

31

2020年

今年もいろんなことがありました。
僕という小さな一点から見ると、いいことやら悪いことやらありますが、ほかの視点から見るといいも悪いも僕の判断とは異なり、地球とか、宇宙とかいう大きな視点から見ると、どんなことでもきっとOKなのでしょう。
本年も「日刊 気持ちいいもの」を読んでいただき、ありがとうございました。
また来年も、気持ちのいい年でありますように。
幸せな年をお迎えください。

12月

30

練馬小松屋

練馬の駅前に小松屋という乾物屋さんがある。
古い二階建ての二階の雨戸に「豆・昆布・煮干・鰹節」と素人の手で書かれているのが印象的だ。
店内に入ると様々な乾物が並べられている。
最近のスーパーなどでは手に入りにくいような乾物たち。
年越しそばのつゆを作るために、削られた鰹節とさば節を買った。
年始にあぶりたい肉厚なエイヒレも。
こういうお店がいまもあるのはとても有難い。

12月

30

サバの味噌煮

ひさしぶりにサバの味噌煮を食べた。
懐かしい。
母がよく作ってくれた。
でも、幼い僕はあまりおいしいとは思わなかった。
サバの匂いが嫌だった。
あれから何年経っただろう。
いまではとてもおいしく感じられる。
なぜだろう?
味覚が大人になったからか、母に教育されておいしくなったからか、本当のところはよくわからないけど、母に「おいしい」と言えばよかった。

12月

30

ゴードン・ジン

最初によく飲んだお酒はジンだった。
うちのキャビネットに入っていたので、ときどき出して飲んでいた。
そうやってチビチビ飲んで味を覚えた。
バーでマティーニを作ってもらうとき、別のジンで作られると物足りないので、先に「ジンはゴードンで」と頼む。
ベルモットの違いはあまり気にならないのが不思議だ。
ひさしぶりにゴードンをボトルで買って、ニマニマ、チビチビ。

12月

30

スポンジケーキ

義理の兄が作るスポンジケーキも絶品。
生クリームも付けず、ただスポンジがあるだけなのにうまい。
絶妙な柔らかさと甘さ。
フォークを入れると、弾力を感じつつもしっとりと切れていく。
口に運ぶとほのかな香りが鼻に抜け、ささやかな甘みがあって、噛み心地がいい。
あっというまにペロリと平らげる。

12月

30

ミートローフ

義理の兄が料理上手で、ときどきいろんなものを作って食べさせてくれる。
クリスマスにミートローフが来た。
うまくてびっくり。
口に含んだ香りがよいし、噛み心地がいい。
いろんな固さの具材が入って、噛む喜びを感じる。
付け合わせのソースも絶品。
ひとつ困るのは、何をお返しすればいいのかわからないこと。

12月

25

クリスマス

クリスマスとは何か?
いろんな見方がある。
起源について調べると、ヨーロッパの宗教の歴史がわかるようになる。
日本の、一家庭でのクリスマスの解釈は、それとはまったく違う。
うちではとにかく何かをお祝いする機会だった。
プレゼントがあり、ごちそうがある。
父親は、そんなことしなくてもいいよと思っていたが、母親は子供のために奮起した。
だから、僕にとってのクリスマスは母親が頑張った思い出とともにある。
メリークリスマス。
母さんどうもありがとう。

12月

24

大愛瞑想

2017年5月10日、はじめて紅龍さんと一緒に大愛瞑想をした。
不思議な体験だった。
大愛瞑想の終わりに、「キリストになったつもりで愛を向けて下さい」といわれると、なぜか咳き込んでしまった。
それがなかなか止まらない。
次に「では、マリア様になったつもりで」といわれたら、ピタッと止まった。
そして「観音様になったつもりで」といわれたら、悲しくもないのに涙がこぼれた。
「なんだこれは」と思った。
それから二年して、紅龍さんは重い病にかかった。
見舞いに行くと「大愛瞑想をまとめて本にして」と頼まれた。
それから一ヶ月ほどして紅龍さんは亡くなった。
約束通り本は作ったが、出版社が決まらなかった。
あまり先延ばしにするのも良くないと思い、pdfで配布することにした。
紅龍さんは大愛瞑想をこの世界にもたらすために生まれてきたのだと思う。
第五章に大愛瞑想の体験談がいくつかある。
不思議としか言えない。
大きな愛に包まれる不思議。
pdfはここにある。
https://www.tsunabuchi.com/pdf/biglovemeditation.pdf

12月

22

アドビサポート

InDesign2021を使っていることをNo.04349に書いたが、どうしてもうまくいかないことがあって、サポートにチャットの申し込みをした。
1時間しても返事が来ない。
どうしても席をはずさなければならなかったので、チャットに「一時間ほど席を離れます」と書いて席をはずした。
1時間後、「席に戻りました」と送ったら、「このままチャットで対応しますか、電話にしますか」というので、「できれば電話がありがたい」と送ったら、電話番号が送られてきた。
「現在二、三人が待機中なので、あとで電話をかけるか、しばらくお待ちください」という。
あとで電話をして、さらに待たされたらかなわないので、すぐに電話した。
予想通り待たされる。
20分ほど待って担当者が出てきた。
最初のチャット申し込みから二時間半ほどが経っていた。
症状を伝えると、コンピューター画面を共有したいというので、共有するためのソフトをダウンロードして、デスクトップを見てもらう。
「こうして、こうして、こうすると、こうなるよ」と伝えると、「そのファイルを送って下さい。うちのPCでも同じ症状になるのか調べます」というので送った。
「しばらくおまちください」というので、「どのくらい待てばいいですか?」と質問した。
「どうなるかわからないので、30分ほどで一度お電話します」という。
30分後、「やはりMacでも、Windowsでも同じ症状が出ます。Bugのようです」という。
「本社にデータを送付して対応してもらいますので、改善には15日ほどかかるかもしれません」
「それだと間に合わないのだよ」とは思ったが、それ以上はどうしようもないだろう。
そこで質問をした。
「こうやって状況を回避しようかと思うけど、そんなことができますか?」
しばらく待ったらこう回答が来た。
「いますぐには回答できませんが、調べて折り返します。それでもよろしいですか?」
「構いません、お願いします」
こうして電話を切ったが、サポートの営業時間内には連絡がなかった。
やっぱりだめかと思った。
夜7時過ぎ、メールが来た。
回避方法がふたつ、丁寧に書かれていた。
そのメールには返信できないと書かれていたので、「残業してまで回答してくれてありがとう」と伝えられなかった。

12月

22

フェイクニュース

流れて来る情報は、どれもフェイクかのような状態になっている。
アメリカでは不正選挙がおこなわれたらしい。
しかし、マスメディアはそれを無視している。
トランプ派の弁護士たちは弁護士生命をかけているので、まったくの虚偽を主張するはずはない。
もし不正選挙がおこなわれていたとしたら、世の中はどうなるんだろう?
新型コロナウィルスが蔓延している。
新型コロナウィルスが誰かの策略だとしたらどうなるのだろう?
マスメディアには出て来ないが、新型コロナウィルスが登場する以前にそれが蔓延した場合どうするべきかが国際会議で検討されていたという。
新型コロナウィルス用のワクチンが開発されたという。
新型コロナウィルス用のワクチンが害をもたらしたらどうなるのだろう?
そもそもどんな薬も、毒性がないかどうか入念に調べられるはずだが、それは数年かかるはずのもの。
その手続きを今回は緊急だからと解除してしまった。
こんなに時間が短ければ、催奇形性などは調べようがないはず。
日本では元首相が虚偽発言をしたことがほぼ確定的になってきた。
大臣クラスの人も賄賂を受けとったらしい。
政治が乱れれば人心も乱れる。
世の中のたががはずれてしまったようだ。
すべてがフェイクだったら、どんなにいいことか。
中身の正しい、明るいニュースを待ちましょう。

12月

20

スパムが止まる

毎日英文のスパムメールが山ほど来ていたけど、今朝からピタッと止まった。
スパムを発信していたところに何かあったんじゃない?
ま、そんなところの心配しても仕方ないけど。

12月

19

AMAZON MUSIC

200万曲が聴けるそうだ。
月に780円を払うと、7000万曲が聴けるようになるという。
あるアーティストの曲ばかりを追いかけようとすると、すべて聞けるわけではないので、780円払いたくなる。
商売がお上手。
聞いたことのない曲がたくさん聴けるので、200万曲で充分ありがたい。
全部聞くにはどのくらいの時間がかかるのだろう?

12月

18

明るい色の服を着る

最近、いったいこれはどういうことかと思うことが多い。
それらを列挙したところで、あまりいいことはなさそうなので、明るい色の服を着た。
これで外に出るのはちょっと恥ずかしいかもしれない。
派手だから。
でも、気分を上げるにはいい。
伝染病の蔓延で気分が落ち込みそうなとき、楽しくしているのがいいことは「デカメロン」で実証済み。

12月

17

朝日を見つめる

地平線がうっすらと明るくなり、次第に赤みを帯びて、夜が明け始める。
濃紺と紅蓮の境目が次第に上がっていき、濃紺が青に近づき、紅蓮の底から黄色が滲み出し、ついには太陽が顔を覗かせる。
目に飛び込んでくる橙の光は、水晶体を通り抜け、中心窩の網膜を刺激して、わずかな熱をもたらす。
網膜の刺激に視神経は反応し、その震えは脳に伝えられる。
皮膚に与えられた太陽光の刺激や、太陽に照らされて立ち上る微かな匂いや、明るくなったために軋む建物の幽かな音や、木々が喜ぶ歓声も脳に届き、朝日の視覚とミキシングされる。
「朝日だ」のひと言ではとても足りない。

12月

16

InDesign2021

最新版のInDesignを手に入れて作業している。
初代InDesignにはものすごくお世話になった。
それは書籍用の編集ソフトだった。
それを使って何冊か本を編集した。
しばらく使ってないうちに、InDesignは進化し、電子書籍も編集できるようになった。
初代InDesignから20年も経ったのだ。
初代とは全く違うので小さなことにいちいちつまずく。
そもそも書式の設定はどうするかとか、ページ番号はどう付けるのかとか、縦中横をどう指示するかとか、ルビはどうふるかとか、その度に時間がかかる。
やっと目鼻を付けてスマホで見たら、なぜか表紙が二分割されている。
カーッ!
使いこなせるようになるのが楽しみ、と負け惜しみのようにつぶやく。

12月

16

メールサーバーの手入れ

メールが使えなくなった。
調べると、メールサーバーが許容範囲を超えていた。
メールが来るたびにスパムと読まないメールマガジンを消去する。
メールソフトでそれをしても、サーバーのメールはなぜか消去されない。
そこでときどきメールサーバーに行ってポツリポツリと消去していかなければならない。
一斉に全部消去するのは簡単だが、ときどき残しておきたいメールがあるので、それを保持しながら、いらないメールを消去していく。
ほとんどはいらないメール。
よくこんなにスパムが来るなと思う。
面倒なのでいつか全部消してしまおうかとも思う。
きっとそう思わせるのがスパムの本当の仕事かなと思い、ついがんばってポツリポツリ。

12月

14

ミラーマンの歌

今朝、朝焼けを見た。
朝焼けを見るとふとこの歌を思い出す。
「朝焼けの光の中に立つ影は、ミラーマン」
だけど、その番組がどのような話だったのか、歌詞の続きがどうなるのか、まったく覚えてない。

12月

13

ニオイザクラの香り

夜になると寒いので、ニオイザクラの鉢をうちの中に入れる。
部屋の中に香りがブアッと広がる。
ジャスミンに似ているけど、ちょっと違う。
カサブランカに似ている部分もあるけど、ちょっと違う。
名前に「ニオイ」がつくだけのことはある。

12月

12

フィンガーチョコレート

レゾナンスCafeにフィンガーチョコレートが出てきた。
銀紙に包まれた細長いチョコ。
正確には細長い焼き菓子にチョコレートがコーティングされたもの。
小学生の頃、母がPTAの集会に出て帰ってくると、残ったフィンガーチョコがおみやげだった。

12月

11

ゴールドはパープルを愛してる

伊勢丹新宿店メンズ館二階のメンズクリエーターズに行って、山崎美弥子さんの作品を観た。
帰ってから12年前にモロカイ島で会ったときの写真を見直す。
その頃にはもうすでに水平線の絵を描き始めていた。
12年たちいまの絵となる。
いったい何枚の水平線を描いたのだろう?
そういう積み重ねがあの絵には込められている。
山崎さんの絵はどれも小振りだ。
その小さなキャンバスという窓から、遠くの水平線を眺めるのが好きなのだろう。
モロカイの家の窓からも、海が眺められた。
伊勢丹の会場で、大小二枚の作品を買っていた、お洒落な帽子を被った年配のご婦人がいた。
カウンターで二枚の絵を包装してもらうのを待ちながら、そわそわしていた雰囲気が可愛らしかった。
あのご婦人はきっと今ごろ、あの大小二つの窓から、未来の水平線を眺めているのだろう。

12月

10

セルジオ・メンデス&ブラジル’66

中学生の頃、よくラジオを聞いていた。
流れてくるヒット曲を聴いても誰が演奏しているのかわからないことがよくあった。
セルジオ・メンデス&ブラジル’66のベスト盤を聞いたら、その頃聞いた懐かしい曲が次々とかかる。
いま聞くと、編成がコーラスのほかにはピアノとベースとパーカッションが中心で、それ以外はほとんどない。
ときどき別の楽器が聞こえてくると、それが贅沢に感じられる。
こんな薄い編成でこれだけ聞かせていたんだと驚く。

12月

9

日刊 気持ちいいもの No.00001〜No.01700

『日刊 気持ちいいもの』の最初の1700本をpdfにまとめたものをざっと読み直した。
忘れていたたくさんの気持ちいいものに出会えて良かった。
僕が書いたのだから、どれを読んでも気持ちいい感覚がよみがえる。
気持ちがブルーになったとき読むといい。
『日刊 気持ちいいもの』サイトのトップに置いてある。
読者登録した人はログインすれば読めます。

12月

8

ニオイザクラ

昨日書いた、名前を忘れてしまった鉢植えのサクラは、ニオイザクラだった。
「サクラの一覧」を見てもその名は出て来ない。
名前はサクラでもバラ科サクラ属ではなく、アカネ科ルクリア属なのだそうだ。
いまは朝日に輝き、いい香りがする。

12月

8

サクラの名前

鉢植えのサクラを買った。
が、そのサクラの名前を忘れた。
そこで、ネットで「なんとかサクラ」と検索してみた。
一位が「安藤サクラ」で、二位にwikipediaの「サクラの一覧」がヒットした。
「サクラの一覧」を見ると自生種が100種類、栽培品種が200種類、分類によっては600種類を超えるという。
たくさんあるとは思ったが、そんなにあるとは。
名前の一覧を見ても、まだ思い出せない。
ベランダで可憐に咲いているというのに。

12月

7

正直化の進展

何年か前から、社会が正直化していくことを書いてきた。
しかし、「嘘も方便」の現代社会で「正直化する」とはどういうことか。
もし正直化しないと、AI社会にうまくなれないと思う。
もしAIが嘘を使いこなすようになったら、怖いよ。
だからまず社会は、人間にとって面倒だと思うほど正直化されて、そのあとでAIがwhite lieを覚えないと、きっと困ったことになる。