6月

2

Moon Love

ヒロ川島のライブでMoon Loveという曲を聴いた。
チェット・ベイカーの十八番だったらしいが、メロディーはチャイコフスキー交響曲第五番第二楽章の頭に出てくるホルンのメロディーだ。
ジャズ・カルテットで演奏されるその曲を聴きながら、真冬の石神井公園を思い出していた。
池の表面が凍っていた。

6月

2

適切な質問

ユングが錬金術を研究していたことを友人に話したら、質問された。
「なぜユングは錬金術を研究したの?」
その質問で、曖昧だったことがはっきりとした。
こういうのを適切な質問というのだろう。

6月

2

ユニコーンはノアの箱舟から追い出される

錬金術の話にユニコーンがよく出てくる。
ユニコーンは想像上の動物だとされているが、面白いのは東欧の民話。
ノアが箱船を作ったとき、ユニコーンも乗せたが、あまりにも暴れるので箱船から水の中へ放り投げたそうだ。
だから今ではユニコーンはいないという。
ユニコーンが陽の象徴だとすると、その意味がよくわかる。

6月

2

曖昧になることはっきりすること

「わかることとわからないこと」に書いたように、曖昧になることがある一方で、曖昧ではあるけど譲れないことが現れてくる。
それがなぜ譲れないのか、説明してもあまり説明にならない。
なぜなら、その説明は僕の心にあることで、他人とそれを共有してないから。
共有するためには、きっとその人との濃密な関係が必要になる。