9月

6

マンガ

マンガは子供が読むものではなくなったと言われて久しい。
文学にも映画にも影響を与えている。
昔テレビドラマで実写の「バットマン」をやっていたとき、コミックに描かれる擬音がテレビ画面に出てきて驚いた。
「Splash」とか「Bang」とか。
マンガが本格的に電子書籍になったら、もっと変わったことが始まるのかな。

9月

6

矛盾に共感

人の話を聞いていて、ときどき「そこ矛盾しているな」と感じるときがある。
ところが、矛盾しているのにそこが魅力だったりする。
それっていったいなんだろう?

9月

3

GENKYO

東京都現代美術館の横尾忠則展「GENKYO」を見て来た。
違和感のてんこ盛り。
よくあれだけ不思議な作品を作り続けられるものだと思う。
僕がはじめて横尾忠則の作品を観たのは、昭和44年に発行された江戸川乱歩全集の挿絵だった。
巻によって何人かの画家と共作だったが、横尾忠則の作品が断トツに違和感満載で怖かった。
江戸川乱歩の気持ち悪さと横尾の違和感が相俟って、生涯忘れられない本となった。
「GENKYO」に「with corona」の作品もあるかと思ったが、なかった。
残念。
with corona でパロディー化された元の作品がたくさんあった。

9月

3

無意味と無意識

ある時点では自分にとってまったく気にしていない何かについて、あとで意味が現れてくることがある。
あるときに聴いた音楽が、タイトルも演者もわからなかったのにどこかでもう一度その同じ曲を聴いたとき心が動かされるとか、ふと聞いた言葉があるとき思い出されて強く興味を持つとか。
そういう体験はありふれているかもしれないが、大切なことだと思う。

9月

1

言語学のやり直し

野間秀樹著『言語存在論』を読んでいる。
ずっと昔にソシュールの本を読んでいたので、内容にびっくり。
丁寧に説明されると確かにそうだなと思うが、いままで積み上げてきた言語学はどうなってしまうのだろう?
ニュートン力学とは別にアインシュタインの相対性理論が成り立ったように、並行して考えられるようになるのか、それとも言語学はこれからすべて作り直されるのか?