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1月

3

写真を撮ってもらう

あるホテルの入り口に、大きなお正月のお供えと立派な花が生けてあったので、それを背景に相方の写真を撮った。
交代に相方に写真を撮ってもらったら、見知らぬ少女が「お二人の写真を撮りましょうか?」と言ってくれた。
スマホを渡して二人一緒の写真を撮ってもらった。
ありがとう。
少女の善意がいろんなところに巡っていきますように。

7月

25

写真集『水俣』

W.ユージン・スミスとアイリーン・M・スミスの写真集『水俣』を読んだ。
写真集だから普通は「見る」とか「鑑賞する」とかだろうが、この写真集は明らかに読む写真集だ。
記述が深い。
日本では入手困難だが、読む価値がある。
これを読んでから映画「MINAMATA」を見ると、最初の数分で心をつかまれる。

5月

1

撮り損じの写真

写真をたくさん撮るので、何年も前の写真は外付けのハードディスクに入れてある。
かつての写真でどうしても使いたいものがあり、古い写真を取りだしてみた。
撮り損じた写真も一緒に入っているが、10年以上前の撮り損じは、とても懐かしくて味があって、撮り損じとは言えなくなっている。
目をつぶってしまった写真とか、笑いすぎた写真とか、ピンボケの写真とか。

9月

22

波紋の写真

ヒーリング・ライティングのサイトでトップに使っている波紋の写真が好きだ。
バリ島のサヌールというビーチで撮った。
朝日に輝く引き潮の海面。
浅瀬にできる潮だまりに朝日が反射して金色に輝く。
底にいる生物たちが出すガスが浮いてきて幾重にも重なった波紋を作る。
http://www.healingwriting.com

12月

10

写真の合成

初夢について語り合うイベントのビジュアルを作るのに、6枚の写真を渡された。
フォトショップでコラージュを合成する。
見たことのない異世界が生まれた。

4月

20

写真を撮る

鳥やトンボが飛んでいるところとか、イルカがジャンプした瞬間とか、撮るのが難しい写真を撮るのが好きだ。
まさにその瞬間、「shoot a photograph」だ。
狙い澄まして撃つ。
狩りではないが、狩りのよう。
あとで獲物の写った写真を見てにんまり。

7月

12

写真と映像

2000年あたりから写真と映像記録が山のように残っている。
それらはデジタルデバイスのおかげ。
簡単に撮影でき、廉価で保存でき、いつでも取り出せる。
だけどその数が膨大なため整理が大変。
整理のために時間がかかる。
いいこともあれば悪いこともある。

3月

29

息子夫婦に送る写真

桜並木を眺めながら歩いていると
老夫婦がキョロキョロしている。
奥さんの手にはiPadが握られていた。
「お写真撮りましょうか?」
と声をかけると、
「ありがとうございます、助かります」
という。
桜を背景に並んでもらって
撮ろうとすると
奥さんがいろいろと話しだす。
「優しい方に会えて良かったわ。
 この写真はアメリカにいる
 息子夫婦に
 送れって言われたんです。
 なかなかふたりだと
 一緒のところは撮れなくてねぇ」
何枚か撮影してiPadを手渡した。
とても喜んでもらって
こちらもうれしかった。

6月

9

Thanksgiving

高校卒業の頃に学校のそばに「友&愛」というレンタルレコード屋ができた。
そこで「December」というレコードを借りた。
なぜそれを借りたかというと、そのレコードが輸入版で、しかも表紙の写真が美しくて切なかったから。
針を落とすとピアノのソロ曲集だった。
そのアルバムの最初の曲が「Thanksgiving」。
Emで始まる美しくて切ない曲。
しばらくして日本でもそのレコードが発売になり、さらに時間が経つと楽譜も発売された。
大学生になった僕はその曲を好んで弾いた。
そのレコードの奏者はジョージ・ウィンストン。
「Autumn」「Winter into spring」「Summer」と四季をテーマにしたアルバムをよく聞いた。
R.I.P.

2月

13

白鳥の扉

二羽の白鳥が向かい合い、ハートの形を作っている写真を見たことがあるだろう。
あれとそっくりな扉の取っ手が、アイルランドのスライゴー郊外にある。
イェイツの墓があるドラムクリフ教会の扉。
その取っ手が向かい合った白鳥になっている。
白鳥の歌が聞こえてくる。

4月

16

瞳のシャッター

青空を背景に八重桜がきれいに咲いていた。
写真を撮ろうと鞄を開けたら、スマホがない。
うちに忘れてきたようだ。
仕方ないので目に焼き付けた。
瞳のシャッター、パシャリ。
でも、きっと忘れるんだろうな。

4月

11

HELL YOU TALMBOUT

映画「アメリカン・ユートピア」が評判だったので見た。
ディヴィッド・バーンのライブ・パフォーマンスを映画にしたもの。
この映画の中で「HELL YOU TALMBOUT」という歌が歌われる。
曲が始まるとすぐに涙が流れる。
なんだこのエネルギーは。
気持ちいいわけではないが、何か大きな明言されてない思いが伝わってくる。
あとで調べると、HELL YOU TALMBOUT はスラングで「御託並べてんじゃねぇよ」みたいな意味だという。
ネットで調べた歌詞には「Hell you talkin’ ‘bout」と書かれていた。
何回か「Hell you talkin’ ‘bout」と叫んだあとに、「○○,say his (or her) name}と続く。
○○には個人名が入るのだが、その映画ではその名前が誰のモノなのか、説明はない。
だけどその名の人と思われる写真が大写しになり、わきに生年月日と没年月日が表示される。
なかにはその人の家族が写真を持っているようなものもあった。
映画を見ている最中にはいったいどういう人の名を呼んでいるのかわからなかったが、生年月日と没年月日から、寿命をまっとうした人ではないことだけは理解できた。
あとで調べると、みんな人種差別によって殺された人のようだ。
言語化されていないエネルギーに圧倒された。

3月

27

砂曼陀羅

昔、護国寺でおこなわれたチベット・フェスティバルで、砂曼陀羅の写真を撮る許可をもらった。
それはチベット僧たちが数日間、息を殺して描き上げたものだった。
初日の儀式を見学し、書き上げられた砂曼陀羅の写真を撮った。
近づくと、砂がもっこりと盛り上がっているのがわかった。
真上から撮影した写真しか見たことがなかったので、そのもっこりを撮るべく、横から何枚も撮影した。
結界となっている城壁や、如来や菩薩が佇んでいる場所が立体となって浮かび上がった。

3月

4

「ぐるり。」の言葉

世田谷ものづくり学校でおこなわれている、尾山直子さんの写真展「ぐるり。」を見て来た。
訪問介護をしている看護師でもある尾山さんが撮りためた作品を展示したもの。
訪問介護を受けていた「えいすけさん」とその家族の介護風景。
写真作品が展示されているものと思って会場に行くと、会場のまんなかに大きなテーブルがあり、そこに「えいすけさん」の言葉が展示されていた。
それを読むことで、もうどこにもいない「えいすけさん」との対話が始まる。
「えいすけさん」との対話のはずが、いつか自分の心にいる、かつてお世話になったが会えなくなった人たちとの会話になり、いろんな思い出とリフレクションしてこころにジワジワと沁みてくる。

ぐるり。のサイト https://gururi-2021.studio.site

11月

12

ぐるり。

訪問看護士で、写真家の尾山直子さんが写真展「ぐるり。」を開く。
尾山さんを知ったのはピース・キッズ・サッカーというNPOで。
当時はまだ学生で、必要なことを何でも楽しそうにやる子だった。
看護士になり、FB上で訪問看護士になったと知った。
大変な仕事をするなと思っていたが、仕事の傍ら美術大学の通信課程を終え、写真展を開くという。
内容は、訪問看護している老いた人と家族、その様子を撮ったもの。
専用サイトを見に行って、心をつかまれた。
https://gururi-2021.studio.site

10月

3

走馬灯

死の間際に走馬灯のように記憶が甦るというが、僕にはそういう体験がないので、それが本当かどうかはわからない。
だけど、PCに入っている好きな写真を何十枚か、スクリーンセーバーがかかるときに見られるようにしている。
でてくる写真はこの十年ほどのものでしかないが、過去の写真を見ていると、ふと幸せな感覚になるときがある。

10月

2

魂を撮ろう

石井妙子著『魂を撮ろう』を読んだ。
よく書けていると思う。
週刊金曜日の取材で石川武志さんにお話しを聞いていたが、そのとき浮上した問題点が綺麗に書かれていた。
なぜユージンとアイリーンは離婚したのかとか、なぜ封印されていた写真が映画に登場するのかとか。
後者の問題は明確な理由は書かれていないが、状況をここまで書いてもらえばいろんな解釈が可能になり、読者がどう思うか預けてもらったという感じがして、もう充分だと思う。
石川さんからも状況は聞いていたが、雑誌の紙幅では誤解が生じると思い書かないでおいた。
映画「MINAMATA」の背景を知りたい人は読むといい。

9月

22

アフリカ象

市原ぞうの国で見た象は、ほとんどがインド象だった。
一頭だけアフリカ象がいた。
インド象には悪いのだが、アフリカ象はかっこうがいい。
頭の形と耳の大きさ。
耳をパッと広げるとかっこよさが際立つ。
アフリカ象の写真ばかり撮ってしまった。

8月

30

ハワイのペトログリフ

ビショップ博物館でペトログリフの本を買い、ハワイの地に点在するいくつかのペトログリフを見て回った。
その本にはどこにペトログリフがあるのか詳細な地図が載っていて、探していくと実際にペトログリフが見つかった。
熔岩の流れたあとに刻まれていたり、砂岩の上に刻まれていたり、公園のようなところに集められていたりした。
ペトログリフで描かれた人の絵はその多くが、股を開いた形になっていて、古式フラの格好に似ていた。
相方と一緒に古式フラやペトログリフの格好を真似て写真を撮った。

8月

26

古式フラ

青山スパイラルでおこなわれている山崎美弥子さんの個展「Night Rainbow」で、友人に「写真を撮ってあげるから好きな絵の前に立って」と言われて立ったとき、ふと古式フラの格好を真似してみた。
山崎美弥子さんはモロカイ島に住んでいる。
絵からはハワイのエネルギーが流れ出ているのかもしれない。
古式フラはお相撲の土俵入りのような格好をする。
男によって踊られる、力強い祈りだ。
相撲でも古式フラでも、踏ん張るのは大切なこと。

7月

17

東大寺戒壇院の広目天像

幼い頃、居間に東大寺戒壇院の広目天像の写真が飾られていた。
どうしてこんな怖い顔した仏像の写真を飾っておくんだろうと思っていた。
一方で、パパに似ているとも思っていた。
親父が死んでエッセイを読んでいたら、誰かに広目天に似ていると言われたという話が出てきた。
知っていて飾っていたのかと思う。
自分に似ているという仏像の写真を飾るっていうのは、どういうつもりなんだろう?
広目天の写真をどこかで見る度にその疑問が浮かぶ。
まあ、単純に嬉しかったのかな?

3月

24

桜を撮る

まだ満開とは行かないが、かなり咲きそろってきたので写真を撮る。
ほぼ毎年の行為。
よく飽きないなと思う。
飽きてはいても、また撮ってしまう。
聖なる行為。

12月

11

ゴールドはパープルを愛してる

伊勢丹新宿店メンズ館二階のメンズクリエーターズに行って、山崎美弥子さんの作品を観た。
帰ってから12年前にモロカイ島で会ったときの写真を見直す。
その頃にはもうすでに水平線の絵を描き始めていた。
12年たちいまの絵となる。
いったい何枚の水平線を描いたのだろう?
そういう積み重ねがあの絵には込められている。
山崎さんの絵はどれも小振りだ。
その小さなキャンバスという窓から、遠くの水平線を眺めるのが好きなのだろう。
モロカイの家の窓からも、海が眺められた。
伊勢丹の会場で、大小二枚の作品を買っていた、お洒落な帽子を被った年配のご婦人がいた。
カウンターで二枚の絵を包装してもらうのを待ちながら、そわそわしていた雰囲気が可愛らしかった。
あのご婦人はきっと今ごろ、あの大小二つの窓から、未来の水平線を眺めているのだろう。

12月

7

モロカイの日々

12年前にモロカイ島に行った。
泊まるところが少なく、人も7000人ほどしか住んでいない。
昔のハワイの雰囲気を残している数少ない島の一つ。
海を眺めていると、クジラが通っていった。
夜には星があまりにもきれいで、高いところに上がると足より下に星があるように感じた。

そこで暮らしているアーティストの山崎美弥子さんに会って、モロカイホテルでおこなわれていたフラのパーティーに参加させてもらった。
夜には夕飯をごちそうになった。
当時、娘が3歳で、山崎さんのおなかには二人目の子供がいた。
白い壁には、山崎さんの作品がたくさん飾ってあった。
そのなかに何点か水平線の絵があった。
いま伊勢丹新宿店メンズ館二階のメンズクリエーターズで、山崎さんの作品の展示販売がおこなわれている。
千年後の未来の風景として、その水平線の作品を観ることができる。
12年間、彼女は水平線を描き続けてきたんだな。
会場で販売されていた写真集『ゴールドはパープルを愛している』には美しく育った娘ふたりの写真が掲載されていた。
https://www.imn.jp/post/108057203218

9月

1

としまえん

昨日、としまえんが閉園した。
相方と「閉園するまでに一度は行こう」と言っていたが、結局行けなかった。
幼い頃、母と兄とで行った覚えがある。
その時の写真が残っている。
暑い日だったらしく、炭酸飲料の瓶にストローをさして飲んでいた。
僕は幼稚園の制帽となった麦わらでできたポーラーハットをかぶっていた。
ミステリーゾーンは怖くて入れなかった。
アフリカ館は途中に出てくる象と、最後のスチュワーデスが特に印象的だった。
花火は何度も見た。
素敵な思い出をありがとうございました。