6月

7

進化論

もし進化論が正しいとするなら、どんな動物もどこかで繋がっていて、たまたま選択が違っただけで違う動物になっているのだから、いわば遠い親戚のようなもので、もっと仲良くするべきだろう。
そうは思っても肉を食べるのをやめるのかと問われると躊躇する。
友達には「だから肉は食わない」という人が何人かいる。
だけど「肉食べたから人間になれたんだよな」とも思う。
肉食べるとなんか嬉しいし。
仏典を読むのは好きだけど、仏教徒にはなれそうにない。
こんなことを考えて気持ちいいのか?
考えないよりはましな気がする。

4月

26

ラマヌジャン

映画「奇跡がくれた数式」を見た。
きっかけはTwitterに流れてきた数式。
ラマヌジャンの円周率公式と書かれ、複雑な級数が書かれていた。
なんだこれ? と思い、ラマヌジャンを知る。
インドに育ち、母親から厳格な宗教教育を受け、その結果、ナーマギリ女神から数式を与えられたそうだ。
なぜラマヌジャンがインドで正式な教育も受けず、複雑な数式を生み出すのか誰も理解できない。
だから彼の生み出す数式はたわごととしか思われなかった。
第一次世界大戦の直前、当時の偉大なる数学者たちに手紙を送るが、みんな無視された。
ところがゴドフリー・ハーディがその手紙を読み、はじめは共同研究をしているリトルウッドのいたずらだと思うが、リトルウッドが否定するのでよく読むと、自分が証明した未発表の内容などが含まれていて、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに招聘する。
大学で認められるためには証明が必要だ。
ところが、ラマヌジャンの数式は神から与えられたもの。
それを証明するのに苦労する。
この前後の状況に心動かされた。

4月

19

小出裕章講演会

自民党は原発を再開させようとしていますが、普通の感覚の人には信じられないのではないでしょうか?
しかも、トリチウム水は海に放出するつもりです。
とんでもないと思う。
マスメディアではなんとなく「仕方ない」という感じですが、呆れてしまいます。
そういう状況の中で、小出裕章氏が福島で公演なさいました。
タイトルは「汚染水はなぜ流してはならないか」。
日本人なら聞くべきです。
知るべきです。
現実をお知らせいただき、ありがとうございます。
https://www.youtube.com/live/rrXxlQuR8io

2月

10

本当のことはわからない

この宇宙の本当の姿を人間は理解できないという話がある。
そもそも本当の姿とは一体どういうことか?
イルカが見た宇宙と、犬が見た宇宙と、昆虫が見た宇宙、それぞれに別のものが見えるのだろう。
同様に、人類以上の知的生命体がいたとして、彼らは宇宙をどのように見るのだろう。
僕たちが宇宙を見る見方は、人間にだけ許されたもの。
人間として宇宙をどう感じるかは解明できたとしても、それが本当に宇宙の姿かというと、心許ない。
だとしても、人間は真理を求め続ける。

2月

3

穴を掘るのが好きだった幼い頃。
土はいろんな匂いがした。
植っている草の根の香り、苦そうな香り、赤土の香り。
ヌースフィアの概念を生み出したヴェルナツキイもシャルダンも、土や地層の研究者だった。
土には生命の歴史が埋まっている。

12月

18

死は存在しない

田坂広志氏の新刊『死は存在しない』を読んだ。
素晴らしい本だと思った。
ゼロポイントフィールド仮説の実態がわからなかったので、この本の内容全体が正しいことなのかどうか、僕には語れないが、その仮説が正しいとすると、多くのことが見えてくる。
僕の考えととてもよく似ているので、ゆくゆくはその些細な違いについてはどこかて発表して行きたい。
YouTubeで公開している「ヌースフィアってなに?」で少しずつ説明していくことになると思う。

11月

10

天王星食

SNSに皆既月食と同時に現れた天王星色の映像がアップされている。
月の向こうに天王星が隠れる瞬間、天王星が月にめり込んでいるように見える。
これが重力による光の屈折か?
それとも月の上にあるわずかな空気によってできた屈折?
どちらにしてもいいものを見せてもらいました。

11月

9

皆既月食

昨晩、皆既月食を見た。
月が真っ暗になったとき、うっすらと赤く月が見えた。
それを望遠レンズを使って、ASA感度を上げ、シャッタースピードを遅くして撮影すると、そこには普段知っている月はなかった。
赤にグラデーションがあり、模様が血管となり、宇宙の卵が浮かんでいた

10月

15

オメガポイント

人類が理想的に発展したとするとどうなるのか、夢想する。

10月

11

満月

昨晩、満月を見た。
日没後玄関に出たら、ぽっかりと浮かんでいた。
満月がどんなリズムを与えてくれるのか、実感はしてない。
でも、影響があるのだと思う。
知らないところで。

10月

9

高次の人格

「現象としての人間」に「高次の人格」という概念が出てくる。
これからその概念について時間をかけて説明するけど、30年かけてなるほどと思った概念なので、説明が大変。
でも、説明するのが楽しみ。
どっちやねん。
どっちもや。w
https://youtu.be/ey_uSaaRQtI

9月

5

100億人の地球

100億人の地球に何が必要か?
もし今のままの競争社会が続き、欲望に従い搾取し続けるのなら、いつか破滅するしかないのでしょう。
人間の社会だけを考えていても、何も変わらない。
もっと大きな視点と、いままでにはない区別を考えることで、人類の精神が別の領域にいくことが必要です。
ロシアの科学者ヴェルナツキイ、フランスの数学者であり哲学者であるエドゥアール・ル・ロア、そして同じくフランスの神父であり科学者であったテイヤール・ド・シャルダン。
これら三人が作りあげたヌースフィアという概念を、ケン・ウィルバーが発展させている。
そのフィジオスフィア(物理圏)、バイオスフィア(生物圏)、ヌースフィア(精神圏)について考えてきた。
いろんな人と一緒に考えてみたい。

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しばらくサイトがダウンして、「日刊 気持ちいいもの」が発行できませんでした。
今日から再開します。

「ヌースフィアってなに?」という映像シリーズをYouTubeで始めました。
ぜひ見に来てください。
第1回は「入口」と題して、フィジオスフィア(物理圏)、バイオスフィア(生物圏)、ヌースフィア(精神圏)の区別についてお話ししました。
https://youtu.be/in2kgaW8fG4

回を重ねていくうちに、生命の進化、精神の進化、人類が将来取り組まざるを得ないことについてお話しします。

8月

10

愛の根源は光

太陽がどのようにしてできたかは、未だに新説が生まれていてはっきりとはしてないようですが、太陽ができなかったら地球に生命が生まれなかったことだけははっきりとしているでしょう。
生命が生まれたのはもしかしたら海底の熱水からかもしれませんが、その生命が海に広がり、光合成の能力を得て進化し、広がっていくためには、太陽の光とそこから生まれる熱が欠かせませんでした。
おかげで生命が進化し、今の状態に地球が育ってきたのです。
その環境の中で人間が生まれ、言語を得ていまの状態を作りあげたとするなら、僕たちがやりとりする「愛」の根源が、実は光だと言っても、まったくの嘘だとは思えません。
電磁波は、いろんな情報を含むことができます。
光も電磁波です。
僕たちが理解できない情報が含まれていたとしても、不思議ではないように思います。

6月

20

人間にとっての他の生命

何かの本で、地球上の哺乳類のうち、野生動物はたった4%でしかないというのを読んだ。
ショックだった。
つまり人間と畜産動物とペットが哺乳類の96%をしめている。
それを読んでこんなことを考えた。
人間が哺乳類のほとんどを自分の意図のままに使っていると。
そして、使うだけではなく、ほとんど食べている。
とてもバランスが悪いように感じる。
自分のからだを例として考える。
脳がもっとも大切な部位だから、あとの細胞はどうでもいいと脳が考えていたらどうだろう?
脳に栄養を送るために他の細胞はすべて犠牲にする。
そんなバランスで健康な身体が保てるだろうか?
だからと言って、バランスを取り戻すために人間を殺せとは思わない。
人間にとって他の生命がどんな価値のある存在なのか、よく考えなければならない。
いま僕たちが信じている「ものの考え方」を少し変えた方がいいのかもしれない。
その結果、自然とバランスが取り戻せるのが理想ではないか?

6月

18

肉食動物が生きているのは草のおかげ

草食動物が元気に生きるためには広い草原が必要。
草原が狭いと、食べ尽くして終わってしまう。
肉食動物は、草食動物がたくさんいないと生きていけない。
草食動物を食べ尽くしてしまったら、肉食動物は生きていけない。
だから、肉食動物が元気に生きて行くためには、たくさんの草食動物と、それを支える広い草原が大切。
でも、動物園には草原はない。
人間が草や餌を持ってきてくれるから。
それでいつしか忘れてしまう。
肉食動物は草食動物のおかげで肉食動物になれたこと。
草食動物は草原のおかげで草食動物でいられたこと。
人間も、便利になることで、いろんなおかげを忘れてしまう。
宗教には、それを忘れないための仕組みがあった。

5月

2

パンスペルミア説

ついにパンスペルミア説が証明されたようです。
遺伝子の主要核酸塩基5種類が、すべて宇宙からやってくることがわかったのです。
すごいなぁ。
僕たち生命は宇宙からやって来た。
北大のプレスリリース
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/220427_pr.pdf

4月

1

いのちとして生まれる

この宇宙にいったい何個の原子があるのかわからないけど、そのうちで「いのち」の一部になれるものはいくつあるのだろう?
極めて少ない数の原子が「いのち」になれるのだろうと思う。
でも、それは人間のものの見方。
すでに原子はすべて、「いのち」の一部なのかも。

3月

8

理解し得ないもの

理解し得ないもの、それが「いのち」。
どんなに単純な構造をした「いのち」でも、誰もその全貌を理解し得ない。
理解すれば理解するほど謎が増える。
掘れば掘るほど掘るべき先が現れてくる。
いつまでも永遠に絶えることなく掘ることを楽しめそうだ。

2月

17

太陽

万物にエネルギーを与えてくれるめぐみの存在。
太陽にはいくら感謝しても感謝しきれない。
でも、あまりにも当たり前な存在なので、普段はそんなことを忘れている。
誰かと一緒。
ありがとう。

11月

22

マルチスピーシーズ人類学

『モア・ザン・ヒューマン』というマルチスピーシーズ人類学についての本を読んでいる。
人間は環境がないと生きていけない。
それは、どんな動物にも当てはまること。
しかし人間はそれをおろそかにしてきた。
環境を大事にするとはどういうことか?
それは、そこに生きている生命をすべて大事にすることかもしれない。
だとすると、そこに生きている動物すべてに、人間と同じような権利を認めることが必要かも。
そのようなことを探るためのマルチスピーシーズ人類学。
人間だけをどんなに大切にしても、環境が大切にされなければ、結果として人間も大切にされてない状態が生まれる。

11月

15

揺れ動く複製子

複製子は、環境がないと複製子になれない。
遺伝子は、細胞がないと遺伝子として機能しない。
言葉は、言葉を使用する人々が存在しないと機能しない。
だから、複製子にとって環境は非常に大切なもの。
遺伝子だけを切り取って、そこに意味を探しても、時間とともにその意味は失われていく気がする。
それは言葉と同じなのでは?

9月

22

複雑性の科学

マシュー・サイドの『複雑性の科学』を読んだ。
わかりやすくていい本だ。
複雑性の価値が明確に理解できる。
政治も、数に物を言わせるのではなく、丁寧な議論を通して、複雑性の価値を利用できるようにして欲しい。

8月

30

肩身の狭い富裕層

2020年9月に Oxfam International から驚きのレポートが発行された。
https://bit.ly/3mIMTVT
「世界人口の上位10%の富裕層(約6億3,000万人)が、25年間の世界排出量の約52%を占めている」
これが真実だとしたら、90%の人たちがどんなに努力しても報われないことになる。
レポートの中には50%の貧困層が出している二酸化炭素はわずか7%だとしている。
さらに40%の中間層が41%の二酸化炭素を出している。
つまり問題は富裕層と中間層だ。
日本人は多くが中間層だろう。
異常気象の原因が本当に二酸化炭素の濃度上昇だとしたら、僕たちは何をすべきか?
富裕層には何をしてもらうべきか?

6月

10

人口百億

人口が百億を超えると人類は滅亡するなんて話しがあるけど、それは微妙だ。
百億を超えないように頑張ろうとしているいまの状況の方が不自然だと思う。
百億を超えたら、人類はいままで通りには生きていけなくなるだろう。
それがチャンスだ。
生命が海から陸に上がったように、地面を這う生命が空を飛んだように、共通概念を持ちようがなかった生命が言葉を獲得したように、いまの僕たちには想像できない飛躍をするだろう。
それが生命だから。
人智が及ぶ範囲で何かしようと考えるのは「無知の知」を認めてない。
人類が別次元に飛躍したときの生命を人間と呼ぶかどうかはまた別の問題。

5月

6

医者が拒否するアレ

お医者さんでも打ちませんとはっきり宣言している人がいるアレは、ネット上を調べるといろんなことがわかる。
検索をするのにGoogleを使うと安全かのように思うが、DuckDuckGoを使うと様子が違う。
そうだよなと思ったのは、以下の記事。
普通にきちんと考える人は似た結論に至ると思う。
https://note.com/jinniishii/n/nd79cd2175c27