スライゴーのイェイツ像
彼は詩を纏っている。
魔術と共に死を纏っている。
満たされない恋はからりと諦め、
娶った女は霊媒となった。
ミイラがミイラ布にくるまれているように
詩という心の旅にくるまれている。
2月
3
スライゴーのイェイツ像
彼は詩を纏っている。
魔術と共に死を纏っている。
満たされない恋はからりと諦め、
娶った女は霊媒となった。
ミイラがミイラ布にくるまれているように
詩という心の旅にくるまれている。
2月
3
土
穴を掘るのが好きだった幼い頃。
土はいろんな匂いがした。
植っている草の根の香り、苦そうな香り、赤土の香り。
ヌースフィアの概念を生み出したヴェルナツキイもシャルダンも、土や地層の研究者だった。
土には生命の歴史が埋まっている。
1月
30
羽ばたく人類
僕たちの文明はいまだに戦争を繰り返している。
多くの人たちが「戦争などしたくない」と考えているにも関わらず。
なぜそんなことが起きるのか?
多くの人が恐怖や執着や我欲を乗り越えることができれば、毛虫がさなぎを経て蝶になるように、人類もメタモルフォーゼできるのではないか?
かつてキリストは「隣人を愛せ」と説いた。
階級の上下が厳しく、隣人を愛することができなかった時代だからこそ。
隣人を愛するようになった人類は、少し遠くの人、国境を超えたところにいる人も愛するべき時代になったのだと思わないかい?
1月
24
100頭のイルカ
クジラに続き、今度は100頭近いイルカが東京湾に来たそうだ。
イルカはセラピーに使われたりもする。
彼らはとても頭が良い。
そのあり方は人の人生をも変える時がある。
リチャード・オバリーもイルカによって人生を変えられた一人と言えるだろう。
映画「ザ・コーヴ」では、日本のイルカ猟を批判しているとバッシングされたが、彼は世界中どこでもイルカが酷い目に遭っているとやめさせようとする人なのだ。
なぜそのような人になったのかは『イルカがほほ笑む日」という本に詳しく書かれている。
イルカと一緒にいると、つい彼らの味方になりたくなる。
なぜなら彼らは、機嫌が良ければ、ダンスを踊るように僕たちの泳ぎに合わせてくれるから。
イルカたちが何をしに来たのか、僕には本当のところはわからないが、わかってあげたいという気にさせられる。
1月
23
Whales Alive
久しぶりにポール・ウィンターの「Whales Alive」を聴いた。
クジラとジャズバンドの共演。
大阪や東京にクジラが漂着するニュースが流れた。
大阪のクジラは死んで、沖合に沈められたとか。
クジラがこれ以上の海洋汚染をしないでくれと訴えているように感じる。
1月
17
無限を思う
ウィルスに含まれる原子の数はだいたい一千万だと言われる。
細菌一個体は百億ほど。
人間の細胞に原子がどのくらいの数存在するのか、種類が多いので一概には言えないが、細胞に含まれるDNAの原子の数だけでも百億と言われるから、細胞全体では二桁くらいは上がるだろう。
そんな細胞が人間には三十七兆ほどあるという。
仮に人間の細胞には原子が一兆個あるとしたら、人間全体には37兆×1兆の原子が存在しているということ。
37兆×1兆は37×10の24乗となる。
それらの膨大な数の原子が、秩序をもってこのからだをマネージしていてくれる。
とても人智で理解できるものではないだろう。
1月
10
永遠との接続
生命は38億年ほど前に誕生したのだとか。
だとすると、僕の命は世代交代しながら38億年続いているはず。
38億年も続いてきた命。
ほぼ永遠と言ってもいい年月。
それを想像すると気持ちいいか?
めまいがする。
1月
2
万象具徳
多様性を活かすとはどのようなことか、わかっているようでわからないことだが、きっと日本では二宮尊徳が伝えた万象具徳という考え方がわかりやすい例えとなっているのだろう。
ただ、価値観が複雑になった現代では、微妙にずれた解釈が生まれるかもしれない。
12月
31
除夜の鐘
もうすぐ今年も終わる。
この一年は療養しかしなかった。
来年は何をしようか?
煩悩の数だけ鐘の音を聞き、何を思うだろう?
良い年をお迎えください。
12月
30
無限との対峙
ホロンについて考えていると、永遠とか、無限と対峙することになる。
言葉を失う。
目の前のことに対処しようと思う。
それしかできない。
12月
18
死は存在しない
田坂広志氏の新刊『死は存在しない』を読んだ。
素晴らしい本だと思った。
ゼロポイントフィールド仮説の実態がわからなかったので、この本の内容全体が正しいことなのかどうか、僕には語れないが、その仮説が正しいとすると、多くのことが見えてくる。
僕の考えととてもよく似ているので、ゆくゆくはその些細な違いについてはどこかて発表して行きたい。
YouTubeで公開している「ヌースフィアってなに?」で少しずつ説明していくことになると思う。
12月
17
立て直す
このところ世知辛いことばかりで、つい心がささくれ立ち気味。
自分の内側にその兆候が見えてきた。
例えば、このところ外を歩いたり自転車で走っていたりすると、道をゆずったり譲られたりしたことが多くなってきていて、それはいいなと思ったいたが、一方で、時々、誰かに道を譲ったりすると「早くしろ」と怒鳴られることもあるようになってきた。
そんなとき、ついイラッとしてしまう。
ほかに例えば、CFでベートーベンの七番交響曲の替え歌が流されているが、かつてカラヤンとベルリンフィルの演奏を大枚叩いて聞きに行った曲。
「あの思い出の曲をこんなことに使うなんて」とイラッとする。
笑って済ませばいいだけなのに。
そういう自分を顧みて、立て直す。
多くの人に素敵なことが起きますように。
もちろん僕にも。
12月
15
芯から暖まる
このところ寒くなってきた。
暖房器具によって暖かさの感じ方が違うのはなぜだろうか?
体が芯から暖まるとそでや首が少し出ているくらいはなんともないが、表面だけ暑いだけだとすぐに寒くなる。
いつも芯から温まっていたい。
12月
7
多次元で考える
二次元で答えの出ないものは三次元で考える。
三次元で答えの出ないものは四次元で考える。
そうすると、低い次元で出なかった答えが出ることがある。
押しなべて考えれば、n次元で出なかった答えは(n+1)次元で答えが出るかもしれない。
n次元で答えが見つけられず、(n+1)次元で答えを探そうと挑むのはなぜか?
そこに愛が存在するのだと僕は思う。
11月
29
区切りをつける
はじめがあったことはすべて、終わりがある。
どんな動物も種の滅亡の時が来る。
唯一終わらないのは、環境に合わせて変化していくもの。
だから、どんなことも変化しない限り終わるものは終わる。
終わるなら、感謝とともに区切りを付けてさっぱりしたほうがいい。
11月
20
正しいことと正しくないこと
いつも自分は正しいことをしていたいとは思うが、必ずしも「いつも」はできないことに直面する。
少し長い人生を過ごしていれば、そのような体験はいくらでもあるだろう。
そのようなときどうするのかを、ドラマや映画を見たり、他人の体験を聞いたりして、自分なりに考えるのは有益なことだろう。
11月
9
皆既月食
昨晩、皆既月食を見た。
月が真っ暗になったとき、うっすらと赤く月が見えた。
それを望遠レンズを使って、ASA感度を上げ、シャッタースピードを遅くして撮影すると、そこには普段知っている月はなかった。
赤にグラデーションがあり、模様が血管となり、宇宙の卵が浮かんでいた
10月
31
朝日を浴びる
ひさしぶりに朝日を浴びた。
作務衣一枚着ただけで寒くない。
太陽の光が熱をもたらす。
しばらく浴びていると、のぼせてしまうほど。
いままで浴びなかったのがもったいないと感じる。
10月
27
ご招待
この世界が多様性にあふれる世界になるためには、それぞれの人がその人にとって心地よいこと、楽しいことをするべきでしょう。
そのためには、「ああしなければならない」「こうしなければならない」という話が少なくなるはず。
どんなに自分がいいと思うことも押しつけない。
することは「ご招待」です。
招待されてうれしい人だけが集まればいいのです。
押しつけはもうすぐなくなっていくでしょう。
教育もきっと、したい勉強だけできればいいようになっていくでしょう。
そして、さらに学ぶためにかつてしたくなかった勉強もするようになる人が増えていくのです。
だから、学ぶ順番も人によって変わっていくでしょうね。
たとえば、絵を描く人が、絵を描き続けることによって色彩について詳しく知りたいと思うようになると、光の波長を学ぶようになり、波動とはどういうものかを学ぶことで物理的感覚を研ぎ澄ませ、その結果、描く絵も独特なものになっていくでしょう。
こんなことが各分野で起きてくるのです。
このような世界になるか、とんでもなく生きづらい世界になるか、その分岐点がもうすぐ来そうですね。
僕はあなたを、心地いい世界にご招待したい。
でも、押しつけません。
10月
26
流れの変化
流されていればいいと思い込まされてきた。
それが違うことが発覚しつつある。
自分の立場で正しいこととは何か?
考えない者は渦に巻き込まれ、飲まれてしまう。
ものは考えよう。
サーフィンと同じだ。
乗りこなせばいい。
10月
23
正直化が進むと
現在不透明な問題は明確になる。
だけどその前に大きな混乱が来る。
切り抜けられると信じて行動しましょう。