6月

27

レインボウ・コネクション

カーペンターズの曲。
カレンが出来を気に入らず、一度お蔵入りになったものをリチャードが後年仕上げて発表した。
詩が素敵なので和訳した。

虹の歌ってなんでこんなにあるの?
虹の向こうには何があるの?
虹は見えるけど単なる幻。
スケスケで隠しているものなんて何もない。
そんなふうにいう人がいて、そのまま信じる人もいる。
私はそれが間違いだって知っています。
じっくりと観察してください。
いつか私たちはそれを見つけるでしょう。
レインボウ・コネクション。虹のつながり。
恋人たちと夢想家たちと私。

願いは聞かれ、答えも得られる。
誰がそんなことを言ったのでしょうか?
明けの明星に願いをかけるとき、
誰かが思いつき、誰かが信じたのでしょうか。
何が実際に起きてきたかを目を開いて見てください。
星を眺め続けることは確かにドキドキして素晴らしいこと。
でも、その先に見えるものは一体なんだと思いますか?
いつか私たちはそれを見つけるでしょう。
レインボウ・コネクション。虹のつながり。
恋人たちと夢想家たちと私。

みんなその魔法にかかっている。
きっとそれが魔法だと知っているのに。
あなたはずっと眠っていましたか?
ずっと「きっと魔法だよ」という声を聞いていましたか?
私は彼らが私の名を呼び続けていたのを聞いてきました。
若い船員を魅了して海にひきずりこむ囁きのように。
声は一つか二つかもしれない。
でも、無視するには難しいほど何度も聞いた。
私がそうあるべきと考えるような大切なこと。
いつか私たちは見つけるでしょう。
レインボウ・コネクション。虹のつながり。
恋人たちと夢想家たちと私。

6月

9

Thanksgiving

高校卒業の頃に学校のそばに「友&愛」というレンタルレコード屋ができた。
そこで「December」というレコードを借りた。
なぜそれを借りたかというと、そのレコードが輸入版で、しかも表紙の写真が美しくて切なかったから。
針を落とすとピアノのソロ曲集だった。
そのアルバムの最初の曲が「Thanksgiving」。
Emで始まる美しくて切ない曲。
しばらくして日本でもそのレコードが発売になり、さらに時間が経つと楽譜も発売された。
大学生になった僕はその曲を好んで弾いた。
そのレコードの奏者はジョージ・ウィンストン。
「Autumn」「Winter into spring」「Summer」と四季をテーマにしたアルバムをよく聞いた。
R.I.P.

6月

8

追億

1973年に公開された映画。
このテーマ曲が有名で、いまだにあちこちでかかっている。
高校生の頃ブラバンで演奏したりもした。
テーマ曲は知っているが、映画は見たことないなと、大学生のとき早稲田松竹でかかっているのを見つけて観た。
名画座だからか、コマが飛んでいるような場面もあった。
話自体はあまりよく覚えてないが、あそこで観たことを忘れられない。
当時はボロボロな劇場だったが、今では綺麗になったよだ。
もう一度何か観に行ってみようかな。

6月

5

踏切の音

目の前にいたらうるさいかもしれないけれど、少し離れたところに聞こえてくる踏切の音はいい。
特に真夜中、静寂の中を、遠くから聞こえてくる踏切の音はなんかいい。
「みんなが元気に生きている」って感じがする。

6月

2

アンディ・ウィリアムスの歌声

中学生の頃、よくアンディ・ウィリアムスの歌を聴いていた。
今でもときどき街中などで聞こえてくると、聴いたことのない曲でも声ですぐにわかる。
アメリカン・ドリームが素直に信じられていた頃を思い出させてくれる声。

5月

26

マイケル・ジャクソンのBehind the Mask

YMOの「Behind the Mask」が、マイケル・ジャクソンの大ヒットアルバム「スリラー」に入る可能性があった。
「スリラー」の40周年記念版にデモレベルの「Behind the Mask」が収録されている。
それはYMOのトラックにMJが歌を被せているような代物だった。
ところが、誰が編集したのか知らないが、4年ほど前にきちんと編集されたテイクが作られYouTubeに存在する。
昨日知って驚いた。
リミックスも映像もいい感じ。

5月

17

海鳴り

久しぶりに茅ヶ崎に行った。
少し海が煙っていたけど烏帽子岩が見えた。
波の音とともに低い海鳴りを聞いた。
媒体を通すと聞こえないような音。

5月

15

Try Jah Love

今朝、雨が強く降っていた。
窓を閉めても雨音が聞こえた。
「すごいジャージャー雨」
と思ったら、なぜか「Try Jah Love」という歌を思い出した。
Third Worldというバンドが歌っていた。
ネットで検索して、久しぶりに聞いた。

5月

9

配牌前の雑音

夜にベランダで静寂を聞く。
昔の夜はもう少し雑音があったような気がした。
どんな雑音かと思い出す。
夜に住宅街を歩いていると、どこかから麻雀の牌を混ぜるジャラジャラという音が聞こえた。
最近は聞いてないなと思う。
自動で静かに配牌されてしまうからかな?

4月

29

SPARKLEのMusic video

山下達郎をはじめて聞いたのは大学浪人をしていた頃。
高校のブラスバンドの先輩のうちに遊びに行って「ON THE STREET CORNER」を聞いた。
CMでは「RIDE ON TIME」がかかっていたので、存在を知ってはいたが、きちんと聞いたのはその時がはじめてだった。
その頃の曲「SPARKLE」のミュージック・ビデオが、昨日公開された。
40年前の曲に新たな映像が付くって、とても珍しいことでしょう。
しかも、そこに出てくるダンスは、40年前には存在していなかった様式です。
でも、それがいい。
水の艶かしい動きも好き。

4月

11

春の祭典

ふと春の祭典を思い出した。
ピエール・ブーレーズとクリーブランドのが名盤だと聞いてそれを買ったが、スコアを見ると聞こえない音がたくさんあった。
オーケストラの音が全て聞こえたらどうなるのか興味を持って、いろんな演奏の春の祭典を聴いた。
全ての演奏を聴いたわけではないけど、ズービン・メータとニューヨークフィルの演奏が一番好きだった。
最近聞いてないな。

4月

10

ウグイスの声

ちょっと山あいに入ってウグイスの声を聞いた。
春の喜びを歌っていた。

3月

30

ホーケキョ

うちから駅までのあいだに桜並木がある。
相方がそこを歩いていると、「ホーケキョ」とウグイスが鳴いたそうだ。
練習したら「ホーホケキョ」になるのか、それとも「ホーケキョ」が方言なのか。
僕は今年まだウグイスの声を聞いてない。
聞きたいなぁ、

3月

25

古城

ムソルグスキーの「展覧会の絵」に「古城」という曲が入っている。
そのラヴェル編曲版は、メロディーをアルトサックスに吹かせている。
サックスというと、ジャズやポピュラー音楽でよく使われるが、オーケストラに使われることは滅多にない。
ところがこの曲ではオーケストラの中で演奏されるサックスを聞くことができる。
ジャズのサックスは演奏者によって音色がかなり違う。
リードが薄いためかビリビリと響くような音を出す人が多い。
ところが、オーケストラで演奏されるサックスは、とてもふくよかで滑らかな音を出す。
音を聞くだけで気持ちいい。
古城ではその音色を堪能できる。

3月

17

ボビー・コールドウェル

昔、携帯電話がまだ四六版の本ほどの大きさだった頃、通信料がバカ高いので、お金持ちや仕事関係で持たざるを得ない人しか携帯電話を使っていなかった。
その頃の僕は携帯電話の代わりとして、留守番電話とポケットベルを組み合わせて使っていた。
外出中の僕に誰かが至急連絡を取りたいとき、うちの留守番電話に録音してもらう。
すると自動的に録音されたことがポケットベルに発信される。
ポケベルを見て公衆電話からうちの留守番電話を聞いて、連絡取りたい人に折り返していた。
うちの留守番電話はBGMがボビー・コールドウェルの「スペシャル・トゥ・ミー」だった。
それはデビューアルバムの一曲目。
パーラメントのCFに取り上げられて、久しぶりの来日公演も聴きに行った。
ボズ・スキャッグスの「ハート・オブ・マイン」もいい曲だ。
僕の生活のいろんな場面を彩っていただきました。
ありがとうございます。
R.I.P.

2月

22

ICレコーダー

昔は持ち歩きできるカセットレコーダーでインタビューなどを録音していた。
ちょっと前はICレコーダーで録音していたが、録音できる時間がもっと欲しかった。
そのあとはiPhoneの録音機能で済ませていたが、出張中にiPhone多用したら電池が足りなくなるだろうと思い、最新型のICレコーダーを探してみた。
するとびっくり。
三千円台で十分いいのが買える。
前に使っていた頃は数万円が普通の値段だった。
しかも、指先程度の大きさのものまである。
人間の便利さの追求はすごいなと思った。

2月

21

アルピ・アルト

アルピ・アルトをご存知ですか?
アルメニアのシンガーソングライターだそうです。
YouTubeにたくさん動画があるので聞いてみてください。
高い声も綺麗ですけど、僕は低い声にやられました。
歌っているときに、彼女の魂が歌と一緒にいる感じがします。

2月

18

遥かなる影

バート・バカラックが亡くなった。
カーペンターズが彼の作品を何曲か録音しているが、有名な一曲が「遥かなる影」だろう。
自転車を漕ぎながら歌っていたら、メロディーに合う和訳ができた。

なんで、鳥たちが、寄ってくるの?
私と 一緒ね 大好き

なんで、星たちが、降ってくるの?
私と 一緒ね 大好き

あなたが生まれたとき天使が降りてきて
肩の上に乗る
ミラクルなオーラがあなたのからだを包む

だから、女の子たちも、寄ってくるの
私と 一緒ね 大好き

あなたが生まれて天使が降りてきて
肩の上に乗る
ミラクルなオーラがあなたのからだを包む

だから、女の子たちも、寄ってくるの
私と 一緒ね 大好き

私と 一緒ね 大好き

ワーアアアアー
そばに
ワーアアアアー
いさせて

ワーアアアアー
そばに
ワーアアアアー
いさせて

2月

1

打ち込み

DTMって、少しだけ好きになれないところがあった。
テンポが正確すぎるということ。
多少の揺れがあったほうが心地よい。
でも、最近の若い人たちの音楽を聴いていると、明らかに打ち込みの正確なテンポなのに、それが心地よく響くことがある。
その歌詞はたいてい、現状に我慢はできないけど、それに折り合いをつけようとするようなもの。
抗えない現状に、別の部分で抵抗する。
君たちの才能はすごいよ。

1月

27

カリフォルニア・ギター・トリオ

何かしながらアマゾンミュージックを聴く。
アルバムが一枚終わると次には何を聴くか探す。
「Pathways」というアルバムが目についた。
演奏しているのはカリフォルニア・ギター・トリオ。
知らないグループだったが聞いてみた。
一曲目で思わず笑ってしまった。
ギターでベートーヴェン第五交響曲「運命」第一楽章を演奏していた。
テンポが微妙に揺れるのに、一糸乱れず三人の演奏が合っている。
練習にどれだけ時間をかけたのだろう?
または、この息の合わせ方をどのように会得したのだろう?
ほかの曲もなんか楽しい。
曲によってギターの音色が微妙に変わる。
何種類かのギターを使い分けているようだ。
クラシックあり、ジャズあり、ロックあり、やんちゃなおじさん三人集まってギター弾いたら、こんなになっちゃいました感がたまらない。
カリフォルニア・ギター・トリオのアルバムを探しては聴くようになった。

1月

26

みんながクリエイター

出版業界も音楽業界も斜陽だと言われているが、実は形態が変わってきているんだなと思う。
20年くらい前までは本を書くのも音楽を作るのも、漫画を描くのも、極めて専門的な技術がなければできなかったこと。
ところが最近は、パソコンの発達によって、誰でも個人で作れるようになった。
DTPの知識があれば、個人で出版できる。
DTMの知識があれば、個人で音楽を作れる。
それが発展することで、若い人でちょっと粋なセンスを持っている人たちは、バンバンと創作活動をしている。
しかもそれらを売るための市場もすでにある。
そういう作品たちは大量には流通しないので目立つことはないが、若い人たちには人気で、そういったところからプロデビューする人も現れている。
今はまだ似たようなセンスの作品ばかりだが、際立った個性が乱立するようになったら、社会にも目立ってくるだろう。
時代は多品種、小ロットに向かっている。

1月

18

雰囲気の補助線

昔、山下達郎のアルバム「For You」のジャケットを見て驚いた。
空にリボンのようなものや得体の知れない球が浮いていた。
現実にはありはしないものだろうけど、そこにそれが描かれることで、爽やかな雰囲気に思われる。
のちに鈴木英人氏の作品だと知るが、あの不思議な雰囲気が忘れられなかった。
ないものを描く。
とある雰囲気を明確に示す、補助線のようだ。

12月

31

除夜の鐘

もうすぐ今年も終わる。
この一年は療養しかしなかった。
来年は何をしようか?
煩悩の数だけ鐘の音を聞き、何を思うだろう?
良い年をお迎えください。

12月

14

クラリネットをこわしちゃった

CFで「クラリネットをこわしちゃった」の替え歌がよくかかっている。
あの歌の「ドとレとミとファとソとラとシの音がでない」という部分が好きで、CFを見るたびにその部分を思い出す。
定型的なメロディーが三番だけ変則になっているのだ。
僕は変則好きなんだなと思う。

11月

17

艶めかしい踊り

パトラン パトラン パトラトパトラン
パトラン パトラン パトラトパトラン

リズムに乗って女は踊る

パトラン パトラン パトラトパトラン
パトラン パトラン パトラトパトラン

纏ったジュエルは命の光

パトラン パトラン パトラトパトラン
パトラン パトラン パトラトパトラン

視線を集め 振りほどく

パトラン パトラン パトラトパトラン
パトラン パトラン パトラトパトラン

以上は、
「クレオパトラの踊り」と聞いて浮かんできた。
「だからなんだ?」
「なんでしょう?」