3月

7

ふれあいの里のたくあん

近所にJAの総合園芸センター「ふれあいの里」がある。
そこでは練馬で作られた野菜や花が売られているが、ときどきこれはすごいというものが売り出される。
最近感激したのがたくあんだ。
普段は化学調味料が入っている、どこにでも売っているようなたくあんが売られているのだが、この前見つけたたくあんは、大根丸ごと一本が抱えるほどの大きなパックに入れられて、原材料には大根、糠、塩、昆布、鷹の爪、柿の皮、鰹節と書かれていた。
これは絶対おいしいだろうと思い買った。
うちに帰って糠を落とし、切って食べるとうまい。
懐かしいたくあんの味。
うますぎるのでご飯とこのたくあんだけでも幸せ。
ビールのつまみにもいい。

5月

7

ビール麦茶

JA東京あおば総合園芸センター
ふれあいの里で買い物をした。
区内外で採れた農作物を売っている。
そこに「ビール麦茶」があった。
手に取ると
明治33年、練馬区で栽培された
日本初のビール麦
「金子ゴールデン」で作った
麦茶です、と書かれている。
面白そうなので買ってみた。
淹れてみると普通の麦茶だ。
だけどこの商品にはすでに
歴史的な物語が刻まれている。
中荒井村(現・豊玉南)の
金子丑五郎が六条大麦の「四国」と
米国ビール麦の
「ゴールデンメロン」を
自然交雑した麦の中から選び出し、
日本初めてのビール麦として
育てたそうだ。
当時は関東一円で栽培され、
国産ビールに使われていたが、
昭和25年頃から
使われなくなっていた。
平成15年、農業生物資源研究所に
保存されていた「金子ゴールデン」を
JA東京あおばが中心となり、
練馬の農家が栽培し、
金子ゴールデンを収穫、
それを使って練馬の地ビール
「練馬金子ゴールデンビール」を
作った。
このビールもふれあいの里で
売られている。
この麦を使った麦茶だから
「ビール麦茶」。
この季節になるとずっと
アイスコーヒーを作っていたが、
相方が胃の調子が良くないというので
今年はこの麦茶にする。
幼い頃には母にお願いして
麦茶に砂糖を入れて飲んだりした。
最近でもペットボトルの麦茶を
飲んだりすることはあったけど、
作った麦茶を
冷蔵庫から取り出して飲むと
とても懐かしく感じる。