火焔型土器
東京国立博物館の特別展
「縄文〜1万年の美の鼓動」を
見てきた。
一番印象に残ったのは
何点もの火焔型土器である。
あれはいったい何だろう?
ふと思い出したのは
白川静が唱えていた
口(さい)という文字。
正しくは「白川静 サイ」で
検索すると、その形が示される。
祝詞を収める箱のことを言う。
最初は神に伝えたい言葉を書いて、
あそこに入れて
燃やしたのではないかと思った。
でも、縄文時代には
文字は存在しないはず。
そこで、何か呪物を入れて
燃やしたのかなとも思う。
神に捧げる祈りや願いが
あの形に結実したのではないかと。
学者に言わせればこんな空想は
笑い事だろうが、
空想は空想として楽しみたい。