食べ物は記憶で味が変わる

先ほど、NEWS ZEROで、未来の食をテーマにいくつかの未来食についてレポートしていた。そのうちのひとつにバーチャル・リアリティを利用して食べ物の制限をする話があった。

レポーターの目の前にはご飯が置かれている。それをヘッドセットを通して見ると、カレーがかかったカレーライスに見えるようになっている。スプーンでご飯をすくうと、ヘッドセットからはカレーのかかったご飯をすくいあげているように見え、そのまま食べると、実際にはご飯しか食べてないのだが、視覚的にはカレーライスを食べているように見えるというもの。このときレポーターが不思議な反応をする。実際にはカレーを食べた訳ではないのに「カレーの香りを感じた」というのだ。

まさかと思う一方で、「やっぱり」とも思った。似たような体験を以前していた。それは「塩餡餅」だ。「しおあんびん」と読む。

5年ほど前、さきたま古墳公園に行ったとき、「塩餡餅」を食べた。見た目は普通の大福餅なのだが、砂糖が入ってなくて、代わりに塩が使われているという代物。写真が一番上にある。ところが、これを食べたとき、塩の具合が絶妙だったおかげか、甘く感じたのだ。自分で味わいながら、「おかしくなったかな?」とも感じていた。だから、「やっぱり」と思ったのだ。

そのときの記事がここにある。

味覚とは何だろう?

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