氷川神社 鶴の舞

氷川台の話といえば、その地名のもととなった氷川神社の話から始めるのがいいでしょう。この神社は三年に一度、鶴の舞をおこないます。練馬区の無形文化財となっています。

2012年におこなわれた鶴の舞の写真があるので以下にご紹介いたします。

鶴の舞は氷川神社から少し離れたところにある「おはま井戸」でおこなわれます。Googlemapで探すと、そこは「氷川神社発祥之地」と記されています。

もともと氷川神社の創建は、このおはま井戸のそばでした。長禄元年(1457)のことだそうです。それから20年後の文明9年に太田道灌と豊島泰経のあいだでおこなわれた合戦、江古田原の合戦で消失したそうです。江戸時代になり、延享年間に現在の地で再建されました。将軍でいうと吉宗、家重の頃だったそうです。

なのでその日は氷川神社から創建の地であるおはま井戸までご神幸行列が見られます。

ご一行がおはま井戸に着くと、お供物が捧げられ、獅子舞が舞われ、鶴の舞がおこなわれます。鶴の舞の「鶴」を表すかぶり物は、男女の稚児に被せられてお浜井戸まで行き、そこで舞を舞う長老にかぶってもらい鶴の舞が始まります。

鶴の舞は雄と雌の鶴が出会い、結ばれることで、豊作を願う舞となっています。

この舞手のひとりは100年以上続いている理容店、男爵の御主人です。2012年で鶴の舞は最後とし、今年の舞は後継者によって舞われました。男爵の御主人のBlogがこちらにあります。

髪の毛を切ってもらいに行って、いろいろとお話しをうかがいました。興味のある方は男爵練馬店へどうぞ。

今年、2018年におこなわれたので、次回は2021年におこなわれる予定です。

2009年の鶴の舞の様子はこちらに。

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