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【合歓版】くりすます・きゃろる

12月13日に「【合歓版】くりすます・きゃろる」を見た。

SPPTテエイパーズハウスが第32回公演として上演したものだ。演出兼主演の山下裕士さんと知り合い、誘っていただいた。

「クリスマス・キャロル」はディケンズの有名な作品だ。確か僕は大学生の頃に読んだと思う。ごうつくばりの金持ちじいさんがクリスマスの夜に訪れる四人の精霊に導かれて心を入れ替えるというお話しだ。それをSPPTテエイパーズハウスの脚本家合歓葉口が日本の昭和三十年代に舞台を移し、日本風なアレンジをして見せてくれた。

恐らく再演されるだろうからここには内容は書かないでおくが、何度か泣かされた。日本人の心のツボを合歓葉口はよくつかんでいる。

小さな劇場で上演されたので俳優の細かな仕草もよく見えた。途中でシーンのリフレインがあるのだが、練り込まれていて途中から芝居がずれていくのが意図的で面白かった。

6月に同劇団の「Dresser」を観てファンになった。その作品も演者たちの深層心理が浮き出てくるいい芝居だった。次の舞台は来年の九月だそうだ。今年9月に池袋演劇祭の20周年記念特別賞(演劇祭グランプリ)を受賞し、受賞作「白雪姫と七人のムフフ・・・」を再演するそうだ。

完璧な準備のうえでの上演を目指しているのだろう。次回の公演まであいだがあくのが残念だが、楽しみである。

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