水のない地域で地下水を汲み上げようとすると、電動のポンプを使うか、手で汲み上げなければならない。
日本のように水資源が豊富で、浅いところに地下水があるような地域では手で汲み上げることができる。しかし、アフリカのような場所ではなかなか井戸を掘っただけでは水を汲みあげることができない。そこで、汲み上げる動力を子供たちに頼った。鞭打って働かせる? いやいや、遊ばせて動力にするのだ。
ポンプの動力として利用したのが回して遊ぶ遊具だった。僕が子どもの頃には「地球儀」と呼ばれる遊具がブランコやシーソーと一緒にあった。球体に組み上げられた鉄パイプの固まりをグルグルと回して遊ぶ。それにつかまってクルクル回したり、誰かが回すのにつかまってからだ全体宙に浮かしたりしたものだ。誰かが回してくれる地球儀のてっぺんに座るのも好きだった。あれにちかい、メリーゴーラウンドのような遊具で子どもを遊ばせ、回転のエネルギーを利用して水を汲み上げるのだ。汲み上げた水はそばの高いタンクに貯められる。そのタンクには看板がついている。その広告料で遊具とタンクを作るのだ。そこには水があることと、子どもが集まることで、人が集まるようになる。広告効果も高くなる。なんという素晴らしいアイデア。
歩く振動で発電する装置を考えたひとがいたが、いいアイデアさえあればエネルギーはいくらでも作れるのかもしれないね。あとは実現させるねばりがあれば。






