
ハラーイル・サルキシアン この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利 – 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。
森アーツセンターギャラリーでおこなわれている『大英博物館 古代エジプト展』に行ってきた。本当は森美術館の『アラブ・エクスプレス展』に行ったのだけど、こちらの展示はどれもとても悲しくて滅入る作品が多かった。社会背景を反映してとても重苦しかった。ひとつひとつの作品を思い出すと胸のあたりがドヨよ〜ンとなる。
たとえばトップの写真。何の変哲もない街の写真に見えるけど、説明を読むと途端にドヨよ〜ンとする。これらはすべて公開処刑がおこなわれた場所の写真だそうだ。アラブの人たちにとって忘れられない風景で、それらを忘れるために処刑されたひとの写ってないさまを写真にしたのだとか。話聞いただけで胸に刺さるでしょう?
ほかにもこんな作品がありました。

![]()
アーデル・アービディーン この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利 – 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。
「なにこれ?」としか思いませんでしたが、解説を読むとドヨよ〜ンとします。

正月にここに何かを書こうと思い、さてなにを書こうかと考え、門松について書いてみようと思い立った。門松とはいったい何か? どこかであれは歳神様の依り代だと聞いた。もしそれが本当であるなら、バリ島のペンジョールに似ているなと思い、いつかきちんと調べようと思っていた。ペンジョールとはバリ島でお祭りの際に、神様が降りてくる目印として立てる高い竹竿のことを言う。竿はまっすぐ立て、先をしのらせ、その先に鳥や燈籠の作り物を吊るす。祭の日にはペンジョールが並び、とても壮観な状態になる。