なぜモレスキンを使い始めたのか?

3つ前に書いた記事、『モレスキンのような手帳を使い続けること』がモレスキンのファンサイト、モレスキナリーに掲載されました。こちらです。とてもうれしかったので思わず『日刊 気持ちいいもの』にも書いてしまいました。

そもそもなんでモレスキンを使い始めたのかを思い出すと、大学生の頃がきっかけでした。もう30年ほど前になりますが、中国旅行に行きました。友達と四人で行ったのですが、そのときにずっと毎日の記録をとり続けていたのです。どこのレストランに入ったとか、どこでどんな事件が起きたとか。あとで読み返すととても面白かったのです。それをたまたま友達の知り合いが見て、その人が発行しているミニコミに原稿を書いてくれと頼まれたんですね。それが僕のライターデビューでした。大学三年の頃です。それ以来、旅に出るたびに記録を残し続けました。その頃はハンディなノートで、モレスキンというものは知らなかったのですが、旅に出ると書き物をする癖がつきました。

就職するとシステム手帳を使っていました。スケジュールのページ以外にも横罫のページを仕込み、そこに時々メモを書いてました。それがのちのち企画に役立ったりするのです。驚いたのは、先輩に頼まれてレコード会社のオーディションのようなものを聞きに行きました。先輩は別件の仕事があって行けなかったので、そこに書いたメモを元に報告書を作ったら、それがレコード会社に手渡されて、「一番素敵」と書いた人がデビューすることになったりもしました。

フリーになってからはもっぱらキーボードばかり使って、しばらく文字をあまり手で書かずにいたら、いざ書こうとしても書けないんです。以前ほど漢字が思い出せなくなってしまいました。どうしたらいいかなと悩んでいるときに神田でモレスキンのミュージアムに出会いました。色がきれいで高かったけど、えいやっとばかりに買ってしまいました。2003年7月でした。

手帳を買うと常に携帯し、そこにいろいろと書き始めます。もちろんシステム手帳にも書いていたんですが、モレスキンのほうが書きやすいのでいろんなことをどんどん書くようになりました。すると毎日が旅行中の気分になりました。そして漢字も思い出すようになりました。いまでは講演会の内容を聞きながらほぼそのまま書き留めるなんてこともできるようになってきました。以前にはそんな集中力はなかったのですけど。

モレスキンはハンディサイズを使っています。これをずっと使うことで、同じ大きさ、同じ厚さのノートが溜まっていきます。ずっとこの大きさのノートを使い続けられるといいなと思っています。そう、昔好きだったノートは絶版となってしまいました。モレスキンはそんなことのないことを祈ります。

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