トリチウム水を飲むとどうなるの?

2019年9月10日、環境相退任前日に原田義昭前環境相は「思い切って(海洋に)放出するほかに選択はない」と語った。放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出を主張した。
処理水は今も毎日170トンずつ増え、現在計116万トンがタンク約千基に保管されている。東京電力は2022年夏ごろには満杯になり、原発の廃炉作業にも支障が出る恐れがあるとしている。国は有識者でつくる小委員会を設置し、気体にして大気中に放つ「水蒸気放出」や「地層への注入」なども選択肢に処分方法を話し合っているが、答えは出ていない。
メディアは風評被害のひとつというように問題を矮小化しようとしているが、それは果たして本当か? もしトリチウム水を飲んでしまったら、どうなるのか?

○なぜ政府は安全だというのか。
そもそもトリチウム水は、仕方なく放流するものだった。
原発によって産まれてしまい、取り除くことができないから。
それを安全だという理由は大まかにいってふたつ。

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食べ物は記憶で味が変わる

先ほど、NEWS ZEROで、未来の食をテーマにいくつかの未来食についてレポートしていた。そのうちのひとつにバーチャル・リアリティを利用して食べ物の制限をする話があった。

レポーターの目の前にはご飯が置かれている。それをヘッドセットを通して見ると、カレーがかかったカレーライスに見えるようになっている。スプーンでご飯をすくうと、ヘッドセットからはカレーのかかったご飯をすくいあげているように見え、そのまま食べると、実際にはご飯しか食べてないのだが、視覚的にはカレーライスを食べているように見えるというもの。このときレポーターが不思議な反応をする。実際にはカレーを食べた訳ではないのに「カレーの香りを感じた」というのだ。

まさかと思う一方で、「やっぱり」とも思った。似たような体験を以前していた。それは「塩餡餅」だ。「しおあんびん」と読む。

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アーニー・ガンダーセン 岐路に立つ日本

9/5にフェアウィンズ・アソシエーツのアーニー・ガンダーセンの講演を聴いてきました。その概要をここに記します。いつもと同様メモによるものなので多少の違いはあるかもしれませんし、ところどころ話しが抜けてしまっています。ご容赦を。

日本は今がチャンスである。なぜなら、原発を選ぶか否か、明確な選択ができる状況が整って来たからだ。そして、選択後にはその影響が大きく現れる。

かつてわたしはスリーマイル島事故の専門家として法廷で証言しました。この経験があったからこそ、みなさんの前に立っています。311が起きたあと、メルトダウンするとすぐにわかりました。当時、専門家がメールのやりとりをしていて、それを読んでいれば事実はほとんどわかりました。私がほかの専門家と違ったのは、それを公に発表したからです。スリーマイル島のとき、アメリカ政府はその事故のことを隠蔽しました。そのときわたしは妻と約束したのです。同じようなことが起きたとき、過ちは繰り返さないと。政府が過小評価するであろうことは予測できました。すでにスリーマイル島のときに経験していたからです。

CNNから連絡が来たのは幸いでした。アメリカの人たちに福島で何が起きたのか話せたから。あのとき日本政府はレベル4だと発表し、アメリカ政府はレベル5だと発表しましたが、そのときにはもう実はレベル7であることはわかっていました。

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