国会前の戦争法案反対集会2015.6.24

 

6月24日におこなわれた戦争法案反対集会がどんな具合なのか見てきた。そのときの様子は上の映像の通り。

永田町駅の出口1を午後五時頃に出て、参議院議員会館、衆議院第二議員会館、衆議院第一議員会館の前を歩いていく。歩道をふたつに分けて、議員会館側に戦争法案反対を訴える人々はいた。しかし、みんな整然として混乱はまったくない。警官の指示にみんな従い、いざこざのようなものはまったくなし。

「総理官邸前」の信号を左折して、歩行者用信号を渡る。バリケードがあり、警官が警護していた。

しばらくまっすぐ歩いていくとはじめてふたりの警官に呼び止められる。

「抗議活動の参加者ですか?」

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西郷南洲遺訓

毎朝書いている『日刊 気持ちいいもの』を、昨日は休み、今日は昼過ぎに出した。こう書いた。

チャンス
特定秘密保護法が施行され、
集団的自衛権の行使容認がなされた。
武器の輸出も可能になってしまった。
もうすぐ戦争になってしまう。
何年後かは知らないが、
このまま物事が進んでいくと
いつか戦争に巻き込まれてしまう。
そのことを自覚して
いろんなことを学ばなければならない。
目を背けていると逃げられなくなる。
多くの人がそのことに気づけば、
そのときはじめて
自立した日本になれるかもしれない。
国家vs国家で物事を考えていると
ミスリードされる。
この好機に目覚める人が
増えることを念ずる。
垂れ流される情報を鵜呑みにするのではなく、
正しい情報を探し求めよ。

『日刊 気持ちいいもの』だから、気持ちいいものを書かなければならないが、あまり気持ちいい話とは思えないが、書くべきだなと思って書いた。
そして最後の一行を書いて、続いてどう正しい情報を得るべきかを書こうとしたが、やめた。
僕自身、正しい情報を得られているのかどうかはっきりしないから。
最近、ネット上では、いろんなことが書かれている。それらの内容は、まったくでたらめのものもあるし、ある側面では正しいものもある。どんなに正しく思える文章でも、すべてが正しいかどうかは僕自身判断できないものがある。そしてそれを起点にして物事を考えたりもする。
僕はあれを知っている、これを知っていると、正しいと思われることをここに書くが、どうあがいてもそれは真理の一面でしかない。誰でも自由に表現ができるのはとてもいいことだが、多くの場合、それは真理の全体を表現することはできないし、僕の文章もそのようなものでしかない。

たとえば、安倍総理がめちゃくちゃなことをしているとここに書いたとする。あんなことした、こんなことした、だからどうにかしろと。しかし、あまりそれには意味がない。書きたい欲望はあるのだが、我慢している。それも真理の一面でしかないと僕は思うから。

ここからしばらく空想を書く。なんの根拠もないことだ。ただ、こういう見方もできるということ。

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日本が解体されること

内田樹翁がBlogに朝日新聞に掲載した原稿を掲載している。そのテーマは『「国民国家としての日本』が解体過程に入ったということ』。かなり衝撃的だ。こちらを読めばどういうことかがわかる

すでに南米はかなり解体されている。もちろん政府はきちんとある。しかし、それは建前の政府であり、自国民のためにある政府とは質が違う。それを徹底的に排除しようとしたのがチャベスだった。チャベスは自国民のための政府を作ろうとしたが、その結果、ある程度の成果はあったが、道半ばで倒れてしまった。チャベスの行動をきちんと知ると、そら恐ろしくなる。もし日本の首相が日本国民のためになるように働けば、ひどい目にあわされる状況なのではないかと。安倍首相が聞いたら「はっは」と笑って、「そんなことないですよ」と言うのが目に浮かぶが…。

南米がどのように解体されていったのか、それは『収奪された大地』に詳しく書かれている。もう古い本だが、きっといま売れるようになってきているだろう。日本の未来がどのようになるかが読み取れるからだ。どんなことが起こるのか、とても簡単に書くとこうだ。まずは議員や高所得者が優遇されるように制度が作られ、その利益追求の結果、国内の利益が海外に流出する仕組みを整備することになる。はじめのうちは議員や高所得者は潤うが、下支えがなくなればジリジリと追い込まれ、さらに多くの条件を呑まなければならなくなり、結果として国力はほとんど海外資本に持って行かれる。いまの日本はその地獄への入口に立たされているような気がする。

僕たちは敵はアメリカだと思わされているが、単なるアメリカではない。グローバリゼーションと効率化、そして「正しい利益追求」から生み出されるオバケだ。昔のように特定人物のせいにはなかなかできない。それぞれの立場で自己利益を追求していった結果がオバケのような状態になっている。

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