前世について書いてみる

前世というものがあるのかないのか、僕にはよくわからない。あるといえばあるし、ないといえばない。どのような立場から考えるかによってあったりなかったりする。
あるという立場からしばらく書いてみたいと思う。

僕のまわりの人には何度も話したが、僕はこんなことを思っている。

母が死んだ2004年、1月に母が亡くなり、3月にバリ島に行った。そこではじめてンガベンを見た。バリのお葬式である。壮麗な儀式だった。帰ってきてその年の旅を文章にまとめようと思い、さて何を書こうかと考えた。当時氷川台駅のそばにモスバーガーがあった。夕方、そのテラスに座り、モスバーガーにかぶりつきながら目の前の中古車屋さんと民家の隙間にある小さな空から夕焼けを眺めていた。すると、僕の内面で何かがスルスルとつながっていった。一度に全部がつながり、「わかった」と思った。このときの体験は不思議なもので、わかった瞬間に何がわかったのかはよくわからなかった。ところがわかったことだけわかったのだ。

何がわかったのか。
前世というものが、どういうものかの一面がわかった。

前世についてすべてがわかったとは思わない。だけどもその一面がしっかりと僕の心に根付いた。一瞬にして生まれた理解は、言葉にすると少し長い。

1999年にはじめてバリ島のニュピに行った。そのときジェイジェイとはじめて会った。家が僧侶階級で、自身もいつか寺を継ぐという。そのジェイジェイがこんなことを言ったのだ。

「僕の前世はひいおじいさんで、だからひいおじいさんの家に行くととても気持ちがいい」

そのときはいろいろと話をしたが、本当に前世というものがあるのかどうか、確信は得られなかった。だけど、ジェイジェイの「ひいおじいさんの家に行くととても気持ちがいい」という言葉とそのイメージはしっかりと心に残った。そのことと、母の死が僕の内面でつながった。正確に書くと、もっとたくさんの要素が一度につながったので、もっと長くいろいろと書くべきだけど、もうすでにかなり長い話なので、はしょることにする。長い話の一部はここに書いた。

https://www.tsunabuchi.com/waterinspiration/p24

どうつながったのかというと、母の死に際して、僕はまだ母から受けた恩のようなものを返していないと思っていた。親からの恩など、返そうとしてもなかなか返せるものではない。でも、そう思っていた。そこでモスバーガーにかぶりついたとき、「母に恩が返せたら嬉しいだろうな」と思ったのだ。その瞬間、たくさんのことがつながっていった。

ジェイジェイは前世であると言われているひいおじいさんの家に行くと幸せになる。なぜ幸せになるかというと、ひいおじいさんのまわりにいた恩を感じていた人たちが、ジェイジェイに対してたくさんの恩を返そうとして、いろんなことをしてくれるからだ。その心遣いにジェイジェイは幸せになる。きっとそうに違いないと思った。もし母の来世として、幼い子どもが生まれてきたら、きっと僕はその子に対していろんなことをするのだろう。返せなかった恩が返せるのだから僕はとても嬉しいだろう。そしてそう接してもらった子どもも嬉しいだろう。

これが、前世や来世に関してうまれた長い話の骨の部分だ。これに気づくと僕はモスバーガーをくわえながら泣けてきてしまった。このような物語が僕の心を揺さぶった。だから、前世があると考えると、僕の心は震える。だけど、それは物語であり、科学的ファクトであるかどうかは別問題だ。だから、僕は「前世があるのか?」と聞かれると、あるといえばあるし、ないといえばないという、曖昧な話に終始する。なのに、それがあると仮定していろんなことを考えていくと、心が震える。

2002年に出版した「あなた自身のストーリーを書く」に、この話とは別の前世の話を書いた。それはそれで不思議なものだった。偶然にしてはできすぎのシンクロニシティの連鎖。

こんなことを文章にしたからと言って、何がいいのかはっきりとはわからないけど、そういう文章を書く機会を作りました。興味のある方はいらしてください。

ヒーリング・ライティング・ワークショップ
「自分の前世にアクセスする」

拙著『あなた自身のストーリーを書く』に、
僕自身の前世について書きました。
その前世が本当のことかどうかは、
いくら調べても証拠があるわけではありません。
だけど、もしそれが僕の前世だとすると、
そのときの状況がとてもよく説明できました。
不思議な体験でした。
その本に、ヒーリング・ライティングの参加者が
書いた前世についても掲載しました。
その人はそれまで囚われていたものの見方から
解放されました。
「わたしの前世はこういうものだった」と仮定することで
思わぬ洞察がやってくることがあります。
それを文章にしてみましょう。
あなたは、自分の前世を御存知ですか?
御存知だとして、その前世が
今生とどう関係ありますか?

今回は祝日の昼間におこないます。
平日の夜には来られない方もぜひご参加下さい。

開催日時 平成29年7月17日(月・祝) 午後2時
開催場所 池袋 池袋駅から徒歩数分
        出口によっては目の前
      (お申し込みの方に詳細をお伝えします)
スケジュール
     13:45 開場
     14:00 概要説明
     14:15 ワークショップ開始
     16:00 質疑応答・歓談開始
     16:30 中締め
参加費  ¥3,000-(冷たいお茶とお菓子つき)
      (お申し込みの方にお支払い方法を
       お伝えいたします)
講師   つなぶちようじ
定員   8名

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