10月

15

お豆腐屋さん

昔、夕方になるとお豆腐屋さんが、自転車に乗ってやってきた。
「トーフ〜、トーフ」と聞こえる笛を吹きながら。
母はその笛が聞こえるとあわててボウルを抱えて化粧も気にせず外に出る。
「お豆腐屋さん、お豆腐屋さん」
お豆腐屋さんは自転車を押して歩いているからちゃんとつかまる。
「豆腐一丁お願い」
「あいよ」
荷台に乗せた大きな木の箱を開けると、そこにはたっぷり水が張られていて、中で豆腐がゆらゆらと揺れていた。
豆腐屋さんは一丁すくいあげ、母が持っていったボウルに豆腐を入れる。
その晩や翌朝の豆腐の味噌汁、時には湯豆腐や冷や奴になっていた。
のどかな生活が懐かしい。

10月

15

非力であること

友人や親戚が亡くなっていくことに自分は何もできない。
災害がやってきても、防ぐこともできないし、たいした助けもできない。
できるのは、些細なことばかり。
だからこそ、些細なことを積み重ねる。

10月

13

ラグビー日本代表8強入り

どんな練習をすればあそこまで強くなれるのか、どんな気持ちで戦えばあそこまで勝てるのか、僕にはまったくわからないけど、以前のラグビーとは全く違うのは見ていてわかる。
前回は惜しかったけど、それ以前は他国との実力の差が歴然だった。
チームの力をあそこまで持ち上げるのは、きっと並大抵のことではないだろう。
おめでとうございます。
決勝トーナメントも期待しています。

10月

11

豊穣なる世界への入口

「いまここ」を愛すること。
「いま」と「ここ」は別のものに思えるが、実は同じもの。
「愛する」とは、繊細に注意深く感じること。

10月

10

アイルランドの空

台風が近づいてきた空を見て、アイルランドの空を思い出した。
アイルランドは雨が多く、晴れている日は珍しく、良くて曇り空だという。
僕が行ったときには晴れた日が多かった。
そのとき、空にはいろんな形の雲が出ていた。
薄い雲に彩雲が出たこともあった。
雨がパラパラと降った日、ツイードのハンチング帽を買った。
帽子を買ったのはそのときがはじめてだった。

10月

9

世界征服を企む悪の組織

子供の頃見たヒーローものには、よく世界征服を企む悪の組織が登場した。
それを正義のヒーローがやっつけていく。
何年か前にショッカーについてのジョークがあった。
ショッカーは仮面ライダーに出てくる世界征服を企む悪の組織。

ショッカーは、大きな夢、野望を抱いている。
仮面ライダーは、具体的な目標はなく、常にショッカーの後追い。
ショッカーは、目標達成のための研究努力を怠らない。
仮面ライダーは、ショッカーの目標を阻止するのが生き甲斐。
ショッカーは、組織で行動。
仮面ライダーは、単独、または少人数で行動する。
ショッカーは、よく笑う。
仮面ライダーは、いつも怒っている。

これを読んで、なんともいえない不思議な気分になった。
あえて言語化すると、ショッカーは企業に似ている。w

10月

8

苦痛について

苦痛が気持ちいいことになる訳ではないけど、少しやわらぐ方法を見つけた。
苦痛を味わったあとでこう思う。
「この苦痛は死んだらもう感じられないな」
苦痛は何かの警告である。
警告よ、ありがとう。

10月

7

レ・ミゼラブル

「レ・ミゼラブル」は、昔「ああ無情」というタイトルの子供向けの本を読んでいた。
だから、あんな大河小説だとは思ってなかった。
概要だけ読んでも面白そうに感じる。
いつか全部読んでみたいと思うが、こうやって読みたい本ばかりが増えていく。
「モンテ・クリスト伯」も読んでみたいしな。

10月

5

丁寧にやる

サクサクとやるのも気持ちいいが、時間をかけて丁寧にやることも気持ちがいい。
いったいどっちだ? という人もいるだろうけど、両方なのだ。
どちらかが正しくて、どちらかが間違いという考え方は手放そう。
どっちにしてもいいものはいい。

10月

4

サクサクッとできること

手間ひまかけていたことが、サクサクッとできるのはうれしい。
時間を得した感じ。
なんでもそういけばいいのだが、そうはいかないところが味噌。
面倒な感覚がもしなければ、サクサクッとできてもたいしてうれしくない。