3月

19

踊る相方

僕が暗い顔をしていると、相方が踊り出す。
まったくバカな踊りを。
手をあげて腰を振って足踏みして踊る。
おかげで素に戻れます。
ありがとう。

11月

28

書く

あるテーマについて考え続けていると、しだいに考えたことが自分にとって当たり前になってしまって、その前提で考えたことばかりが思い浮かぶようになる。
そうすると、なぜそのようなことを考えたたのか、その理由が抜けてしまって、他人に説明するときに困る。
なので考えたことはこまめに書くようにしている。
そうすると、なぜそのように考えたのかがきちんと残るので、他人に説明するときに便利だ。
膨大な文献のどこに書かれていたのかなんて、ほぼ忘れる。
こっちの文献のこの話と、あの文献のあの話を組み合わせて考えると、このように考えることができるなんて話は、再現が難しいことがある。
そんなとき、書いてあると便利だ。

11月

1

激しい息をする

入院して以来、激しい息ができなかった。
息だけ激しくすることはできたかもしれないけど、運動して息が上がるということがなかった。
息が上がるほどからだを動かせなかったから。
最近やっと、自転車で走ると息が上がる。
それがありがたい。
ちょっとした坂でも途中で力が入らなくなった。
いまは踏ん張って上がれるようになってきた。
スピードも上げられる。
呼吸が激しくなる。
うれしい。

10月

21

からだを響かせる

朝起きて、気が向くと、からだを響かせる。
小さな声を出して音程を変えていく。
ポルタメントのようにして少しずつ音程を上げていくと、声が出にくい音程がある。
その音程を見つけると、しばらくその音程で「あえいおう」と母音を変えていく。
すると、母音によっては楽に声が出たり、出にくくなったりするのがわかる。
ここから先は僕の与太話だと理解した上で読んで欲しい。
出しにくい音程は、僕の身体の細胞が、何かの理由でその音程を拒否しているのだと解釈する。
それで、その音程を丁寧に響かせていくと、ある時点で急にその音程が出しやすくなる。
体中の力を抜いてそれをしていると、ときどき身体の各部位が響いているのに気づく。
少し前までは入院して治療していた部位が特によく共鳴していた。
痛いというほどではないが、むずがゆい感じがしていた。
それが最近はなくなってきたので、治療が進んだからだろうと思う。

8月

28

長く歩く

退院したばかりの頃は、近くの駅まで歩くのも大変だったが、今日は涼しかったので、少し長く歩いてみた。
うちから池袋まで。
もし途中でへたばったら、電車に乗ろうと思ったが、池袋まで直線距離で4キロ程度、無事に歩ききることができた。
まだゆっくりだけど、早く以前の速度を取り戻したい。
できればジョギングができるまで。

8月

25

手刀を切る

このところよく道を譲られる。
以前は横断歩道に立っていても、車は無視して目の前を通って行ったものだが、最近はよく止まってくれるし、横断歩道前でなくても止まってくれることがある。
自動運転が発達したために、車が歩行者を判断して停まってくれるために、自動運転の装置がついてなくても、運転手がそれを真似するようになったからかな?と思う。
もしかしたら、僕が年寄りに見えるようになったという単純なことかもしれないが。
理由はどうあれ、車に道を譲ってもらったら、道を横断するのに手刀を切る。
「道を譲ってよかった」と思ってもらえたらうれしい。

8月

24

文字を書く

漢字は書かないと忘れる。
キーボードで入力していると、漢字の細かい部分がわからなくなる。
そこで手書きでノートに書く。
カリグラフィーペンで書くと一層楽しい。

8月

20

はじめて海を見た少年

パレスチナから来た少年。
関空に降り立ちはじめて海を見た。
口と目を開く。

8月

9

物干し竿でのダンス

物干し竿では洗濯物がダンス。
暑くて、風と日差しが強くて、激しく動く洗濯物が軽やかに乾いていく。

6月

21

サーモス真空断熱タンブラー

2012年にスターバックスでフロストロゴダブルウォールグラスというのを買った。
ガラスが二重になっていて、アイスコーヒーを入れてもグラスの表面に結露しない。
とても重宝した。
しかし、ガラス製だったので4年で割れてしまった。
同じようなものを探すと、ステンレス製のサーモス真空断熱タンブラーを見つけた。
これがとても重宝している。
熱いの入れても、冷たいのでも、いい。
特にいいのは冷たいもの。
結露しないので、アイスコーヒーを入れて机の上に置いておいても、まわりがびしょびしょになることはない。
でも、お客様に出すときはびしょびしょになるかもしれないグラスをコースターに載せて使う。
そのほうがアイスコーヒーらしいから。
この使い分けを自然としていて、あるときそのことに気づく。
自分の行動を面白いなと思う。

4月

16

瞳のシャッター

青空を背景に八重桜がきれいに咲いていた。
写真を撮ろうと鞄を開けたら、スマホがない。
うちに忘れてきたようだ。
仕方ないので目に焼き付けた。
瞳のシャッター、パシャリ。
でも、きっと忘れるんだろうな。

11月

26

好転反応

太極拳を始めて数日で体調が悪くなった。
「だから太極拳が悪い」というつもりはない。
きっと好転反応なのだと思う。
いろいろと我慢してきた。
40になる頃に血糖値が高いと言われ、ジョギングを始め、マラソンを走るようになった。
頑張りすぎたかもしれない。
2011年に311で、放射性物質が飛来したので外で走らなくなった。
これがよくなかったようだ。
2年もすると10kmを1時間では走れなくなってしまった。
走っていた頃は体重が82kgを下回ることはなかったが、走る代わりに泳ぐようになると、筋肉が落ちるせいか体重も下がっていった。
この10年で8kgやせた。
それで太極拳を始める。
いろんな歪みが出てきたのだろう。
力を抜いて太極拳を続け、いい感じで生きていきたい。

11月

26

走る

最近は走れなくなった。
10年前までは1時間に10kmくらい走っていたが、いまは10km歩くのでもひーひーいう。
無理はしない程度に、少しずつ走る距離を伸ばしたい。
できることなら以前の状態に。
できないのならできるとこまで。
そういう状態だから、走るということの気持ちよさがじわりとわかる。
「走るのつらい」とか思っていたが、「つらい」のなかにほのかに香る気持ちよさを思い出す。

11月

4

かたいからだ

からだがかたくなったと思う。
滑らかな動きがしにくい。
動画サイトで踊っている女の子を見て、「こういう動きはもうできないな」と思った。
そこでやってみる。
からだじゅうがゴキゴキいう。
でも、何か楽しい。

10月

28

相方と甩手(すわいしょう)

先日習った太極拳を少しずつやっている。
いまはまだ甩手を起きてからするくらい。
そろそろ八段錦の第一段錦もやろうかなという段階。
数日甩手をやっていたら、相方も一緒にやり出した。
一人でやるより楽しい。
太極拳独学のためのビデオはこちら。
https://youtu.be/kGNKs45Iaps

8月

26

古式フラ

青山スパイラルでおこなわれている山崎美弥子さんの個展「Night Rainbow」で、友人に「写真を撮ってあげるから好きな絵の前に立って」と言われて立ったとき、ふと古式フラの格好を真似してみた。
山崎美弥子さんはモロカイ島に住んでいる。
絵からはハワイのエネルギーが流れ出ているのかもしれない。
古式フラはお相撲の土俵入りのような格好をする。
男によって踊られる、力強い祈りだ。
相撲でも古式フラでも、踏ん張るのは大切なこと。

8月

18

万物流転

あらゆるものが流れ去っていく。
自分自身もいつか流れ去る。
流れ去らないものなどない。
星でさえ変化していく。
変化をしながら変化がないように思えるのは回転だ。
星は常に回転し、その状態を保とうとする。
原子もスピンしている。
僕も回ろう。w

4月

30

風を通す

ひさしぶりに南と北の窓を開けてうちに風を通した。
冬の間は寒くてなかなかできないけど、暖かくなってきたので気持ちいい。
前もって網戸の掃除もした。

10月

26

ゆっくりやる

いろいろなことが若い頃のテンポではできなくなってきた。
だからゆっくりやる。
相方が「疲れたが口癖になっていない?」という。
確かにそうかもしれない。
よく感じてみると、疲れたのではなく、思う通りに体が動かないのだ。
思う通りに体が動かないとき、若い頃だったらそれは疲れた証拠だったから、「疲れた」と思う。
仕方がないのでゆっくりやる。
丁寧にそうしているように思えてくる。

9月

12

暑い中の散歩

熱中症に注意と言われながらも、暑い日に散歩するのは案外気持ちいい。
36度を超えるような暑さではやめた方がいいだろうけど、30度前後ならきちんと水分をとって、無理をしないようにして散歩する。
汗をかくのは体にもいい。
気持ちいいものも見つかるかも。

9月

2

呼吸

吸ったら吐く。
吐いたら吸う。
当たり前のこと。
つらい思いを抱えたら手放す。
手放したら、新たなつらい思いを抱えることができるかもしれない。
吸ってばかりじゃ窒息する。
呼吸しましょう。

8月

31

トマトを切る

切れ味の良い包丁でトマトを切る。
スパッと切れて嬉しい。
輪切りもできる。

8月

27

カーテンを開く

厚いカーテンを開く。
朝日が部屋に差し込む。
今日もいい日だ。

7月

31

イルカのフィン

2000年頃、イルカとよく泳いだ。
年に一度は御蔵島に行っていた。
イルカと一緒に泳いで互いに見つめ合うような体験は胸が高鳴る。
そういうとき、イルカはゆっくり泳いでいるが、フィン(おびれ)の動きはとてもリズミカルだ。
指揮法を習ったとき「放物線を描くように」と言われ、速度は最下点が一番速く、上がるにしたがって遅くなるようにと言われた。
まさにそれと同じようにフィンが動く。
僕もイルカを真似してその要領で泳いでいる。

7月

26

青空に赤いシャツ

このところずっと雨だったので洗濯をした。
久しぶりに顔をのぞかせた青空を背景に干した赤いシャツが風に揺れている。