7月

5

電子書籍の企画

宮沢賢治の話が2回続いたが、その大きな理由が、電子書籍の企画だ。
宮沢賢治の283作品が一冊の電子書籍で読めるようになっている。
それを200円で手に入れた。
著作権切れの作品はみんなこんなふうになっていくのかな。
以前の全集ものは置く場所に困ったが、電子書籍だと心配ない。

6月

23

ゴムのオブジェ

ガラス・ミュージアムに行った。
ガラスを素材とした美術・工芸作品が集められている。
作品を見てまわると、一点だけとても気になる作品があった。
タイトルは「ゴムのオブジェ」。
じっと見ると素材はゴムのようだ。
でも、ここはガラスのミュージアム。
なぜゴムの作品があるのか?
ゴムのように見えるが、実はガラス製なのだろうか?
形も不思議だ。
女の裸体のようにも見えるし、宇宙船のようにも見えるし、細胞分裂のようにも見える。
係員のような男が来たので訊ねた。
「これはガラス製ですか?」
「すみません。僕はバイトであまり詳しくありません。学芸員はいま外出中で二時間ほどで戻ると思います。
二時間は待てないのでその日は帰った。
一週間ほどのちに再訪した。
「ゴムのオブジェ」があった場所に行くと、そこには立派なガラス細工が飾ってあった。
「水盤」と書かれている。
学芸員を呼んで質問した。
「ここにあったゴムのオブジェはどこに行きましたか?」
「ゴムのオブジェ?」
彼はしばらく考えてからこう答えた。
「ここはガラス・ミュージアムです。ゴム製の作品は置いてないですよ」
「一週間ほど前ここにあったんですけど」
「いや、ないと思いますよ。確かに一週間ほど前にはこの水盤は修繕に出していましたけど、ゴムのオブジェなんて置いてないです」
「いや、あの、ここに女性の裸体のような、宇宙船のような、細胞分裂のような形のゴムのオブジェがあったんです」
「それはどんな形ですか? 想像できませんね」
「いや、だから、」
「とにかくゴムのオブジェは置いていません。何かの勘違いではないですか?」
僕の心の中にあるゴムのオブジェ、これはいったい?

5月

11

ウィンカー

LEDが何灯も点き、流れるように光っていく車のウィンカーがあるが、あれを見るたぴ思い出すのは、小学生のころ流行っていた自転車のウィンカー。
当時の自転車用ウィンカーは豆電球だったが、何灯かで流れる光を演出していた。
今見ると、やりすぎで重くて走らないのでは? と思うが、当時は憧れていた。
あの自転車に乗りたかったが乗れなかった。
そんなことを今も気にしているのが笑える。

4月

13

木製のれん

昔、うちに木製ののれんがあった。
玄関から廊下に入るところにかけられていた。
人がそこを通るとカラカラと音がした。
最近はあまり見ないな。
ネットでは売っているので使っている人もいるんだろうな。

3月

8

PC用キンドル

普通の本だと、「ある言葉がどこかに書かれていた、どこだっけ?」
というとき、目を皿のようにして探さなければならない。
ところがPC用キンドルだと、単語を検索するだけで掲載部位が示される。
なんと便利だこと。

2月

23

コードレス

昔はキーボードもマウスもコードがついていた。
コードは邪魔でBlueToothで繋がったときはすごいと思った。
今ではそれが当たり前となり、コードレスのありがたみを感じなくなってしまった。
こうやってありがたい物事を次々と忘れていく罪深さよ。

2月

22

ICレコーダー

昔は持ち歩きできるカセットレコーダーでインタビューなどを録音していた。
ちょっと前はICレコーダーで録音していたが、録音できる時間がもっと欲しかった。
そのあとはiPhoneの録音機能で済ませていたが、出張中にiPhone多用したら電池が足りなくなるだろうと思い、最新型のICレコーダーを探してみた。
するとびっくり。
三千円台で十分いいのが買える。
前に使っていた頃は数万円が普通の値段だった。
しかも、指先程度の大きさのものまである。
人間の便利さの追求はすごいなと思った。

2月

20

キンドルを持ち歩く

キンドルを買って一か月以上経った。
今では二十冊ほどの本が入っている。
僕は一度に何冊かの本を並行して読んでいく。
ちょっと外出するとき、時間ができたら何を読むのか、かつてはその日の気分によって選んでいく必要があった。
キンドルにするとその必要がない。
同時に読んでいる何冊かが全部手元にあるのだ。
外出先の気分で読む本を選ぶことができる。
もう手放せないな。

1月

26

みんながクリエイター

出版業界も音楽業界も斜陽だと言われているが、実は形態が変わってきているんだなと思う。
20年くらい前までは本を書くのも音楽を作るのも、漫画を描くのも、極めて専門的な技術がなければできなかったこと。
ところが最近は、パソコンの発達によって、誰でも個人で作れるようになった。
DTPの知識があれば、個人で出版できる。
DTMの知識があれば、個人で音楽を作れる。
それが発展することで、若い人でちょっと粋なセンスを持っている人たちは、バンバンと創作活動をしている。
しかもそれらを売るための市場もすでにある。
そういう作品たちは大量には流通しないので目立つことはないが、若い人たちには人気で、そういったところからプロデビューする人も現れている。
今はまだ似たようなセンスの作品ばかりだが、際立った個性が乱立するようになったら、社会にも目立ってくるだろう。
時代は多品種、小ロットに向かっている。

1月

25

レッグ・ウォーマー

去年のクリスマスにレッグ・ウォーマーをいただいた。
氷点下の中自転車に乗ると、手袋をしていても手が凍える。
だけどレッグ・ウォーマーのおかげで、足先は寒くなかった。
昔、寒い日に自転車で走ったら、つま先がしもやけになった。
レッグ・ウォーマーがあると平気のようだ。

1月

5

キンドル

文庫本程度の大きさのキンドルを手に入れた。
新しい本を買うと置く場に困って古い本を売るしかないので、必要に迫られてそうした。
思ったより快適に本が読める。
線を引いたりメモを書くこともできる。

1月

2

デイリープランナー

一昨年10月くらいに、2022年用の手帳を買った。
一年ほとんど仕事をしなかったので、見事に空白だらけ。
今年のデイリープランナーはどうなるのかな?
年末にあわてて買った。
書き込んでいくのが楽しみ。

11月

11

聖母病院大聖堂前のベンチ

以前、臼田夜半さんが、新宿区中落合にある聖母病院大聖堂で講演をなさった。
それを聞きに行ったとき、大聖堂前にあるベンチでお話しをした。
つい数日前に自転車で病院前を通りかかったので、あのベンチがまだあるのか見に行った。
駐車場を通り入っていくと、大聖堂前にはあのベンチがあった。
自転車で走って疲れていたので降りて座ることにした。
降りるときによろけて、倒れ込むように座った。
秋の風が吹く。
しわがれた臼田さんの声を思い出す。

8月

24

文字を書く

漢字は書かないと忘れる。
キーボードで入力していると、漢字の細かい部分がわからなくなる。
そこで手書きでノートに書く。
カリグラフィーペンで書くと一層楽しい。

6月

24

サブスク

サブスクって、いいような、悪いような。
いいものだと断定もできないし、悪いものだと決めつけるわけにもいかない。
その中間にあるなにかだ。
世の中のパラダイムが変わりつつある、その大きな一要素ではあるだろう。
多くの人が共有して使う。
そのレッスンのひとつ。

6月

21

サーモス真空断熱タンブラー

2012年にスターバックスでフロストロゴダブルウォールグラスというのを買った。
ガラスが二重になっていて、アイスコーヒーを入れてもグラスの表面に結露しない。
とても重宝した。
しかし、ガラス製だったので4年で割れてしまった。
同じようなものを探すと、ステンレス製のサーモス真空断熱タンブラーを見つけた。
これがとても重宝している。
熱いの入れても、冷たいのでも、いい。
特にいいのは冷たいもの。
結露しないので、アイスコーヒーを入れて机の上に置いておいても、まわりがびしょびしょになることはない。
でも、お客様に出すときはびしょびしょになるかもしれないグラスをコースターに載せて使う。
そのほうがアイスコーヒーらしいから。
この使い分けを自然としていて、あるときそのことに気づく。
自分の行動を面白いなと思う。

3月

22

GO

病院に行くのにタクシーを電話で手配しようとしたら、30分くらいかかると言われたり、話し中でつながらなかったりしたので、GOというタクシー配車アプリをダウンロードして使った。
呼んだら3分で来たよ。
どこ走って来たかわかったし。

11月

4

サングラス

かつて母はよくサングラスをかけていた。
「まぶしいのよ」
僕が若い頃は「そんなにまぶしいかな?」と思っていた。
自分が年を取り、還暦ともなると、かつての母の苦労がわかるようになってきた。
晴れた日にはサングラスがありがたい。

10月

25

足元ストーブ

肌寒い季節になってきた。
じっとしていると寒いので、足元にストーブを置く。
足元が暖かいとからだ全体が温まる。

9月

24

壊れた鞄

誕生日に鞄をいただいた。
とてもうれしい。
いままで使ってきた鞄のことを思い出す。
どの鞄にも思い出がある。
どんなに丁寧に使っても、いつか壊れる。
印象に残っている鞄は「あのようにして壊れたな」というのを覚えている。
どの鞄も壊れやすいのは、持ち手と開け閉めするところ。
何度か紹介した一澤信三郎帆布の鞄は、その両者の耐久性が桁違いだ。
壊れないように工夫されている。
長く使える鞄ほど思い入れも強くなる。

8月

4

Wi-Fiの電源を切る

5Gの電波を浴びると、体内にいろんな異変が起きるという。
そのきっかけはカルシウムイオンチャンネルだという話を読んだ。
これが事実かどうか、僕には判断の材料がないので、眉唾かも知れないと思って読んで欲しい。
5Gの電波を浴びると各細胞のカルシウムイオンチャンネルが開くのだそうだ。
すると、細胞内にカルシウムイオンが入り込むとか。
その結果、起きてくる症状が新型コロナの症状に似ているという。
本当か?と思いながらも、本当だとすると夜寝るときくらいはWi-Fiの電源を切っておこうと思い、PC用のスイッチ付き電源タップを買い、それにWi-Fiをつなげて、簡単に電源を切れるようにした。
夜寝るときにそれをオフにする。
一週間ほどしたが、効果があった。
一年ほど前から朝起きると、目がかすんだ。
それは歳のせいだと思っていたが、Wi-Fiをオフにしておくとそれが起きない。
寝るときにオフにし忘れると、それが起きる。
相方には特に変化がないというから、きっと個人差があるのだろう。
気になるかたは試してみては?

7月

16

サクラクレパス ムーンライト蛍光ピンク

僕は本を読みながら、大切な部分に線を引く。
あとで何かで引用したいとき、正確な文言が知りたいとき「あの本に書いてあった」まではすぐに思い出すが、どこに書いてあったかまではなかなか覚えていない。
線が引いてあると簡単に見つかる。
かつてはマーカーを使っていたけど、ピンクのマーカーだとくどいし、黄色のマーカーだと、時間が経つと見にくくなる。
何かいいペンはないかと探した結果、サクラクレパスのムーンライトというボールペンの蛍光ピンクに落ちついた。
蛍光ピンクで目立つし、線の太さが丁度良い。
ところが、そのボールペンがどうやら製造中止になったようだ。
もうどこに行っても買えない。
ありがとうムーンライト蛍光ピンク。

5月

6

ジレット・フュージョン5+1

13年ほど前、ひげそりを買った。
ジレット・フュージョン5+1というひげそり。
場所はカウアイ島ワイメアのキャプテン・クック像のそばにあったスーパーマーケット。
それからずっと愛用してきたが、電動式の振動がしなくなり、ほぼ同じひげそりを近所で買った。
ほぼというのは、少しデザインが変わっていたから。
帰って使うと、12年前のものより振動数が上がっていて、さらに剃りやすくなっていた。

2月

27

コーヒードリップケトル

ずっとコーヒーをドリップするのに電気湯沸かし器からお湯を落としていた。
電気湯沸かし器に「コーヒードリップモード」というのがあり、そのスイッチをセットすると、お湯がゆっくりと出てきたのだ。
それでなにも不自由ないので、それでコーヒーを淹れていたが、実はコーヒードリップケトルが気になっていた。
コーヒードリップケトルはコーヒードリップのために作られた小振りのヤカン。
注ぎ口が細長くて、あそこを通るときにきっとお湯の温度が丁度良くなるのだろう。
欲しいなぁと思いながら、そこまでコーヒーの味にこだわるか?と思い、買わないでいた。
すると天に願いが聞き入れられたのか、神の配剤か、もらうことになった。
さっそく説明書にあるように洗って、二度ほど水を入れては沸騰させて、ついにはミネラルウォーターを使ってお湯を沸かし、コーヒーをドリップしてみた。
江古田珈琲焙煎所の御主人の真似をして、細かく砕いたコーヒー豆をドリッパーにセットしたらその真ん中にまずはチロッとお湯を落とす。
大地に雨がしみ込むように、コーヒー豆にお湯が浸透した頃、次のチロロッを落とす。
コーヒー豆の大地の真ん中に、泡のドームが小さくできる。
ムフフ。
チロロッ、チロロロッ、チロロロロッと、少しずつ落とすお湯の量を増やしながら、泡のドームを次第に大きくして、ついにはコーヒー豆全体から旨味を引き出す。
できたコーヒーを飲む。
う、うまい。
いままでと物理的にはたいした違いはないはずだ。
気のせいだろうか?
いや、違うと思う。

2月

23

ときどき引くポエタロ

5年ほど前にポエタロというカードを入手した。
覚和歌子さんの詩でできたオラクルカード。
5年前にはだいたいいくつかのカードが決まって出てきたので、よく同じカードばかりが出てくるなと思っていた。
ところが最近、出てくるカードの傾向が変わってきた。
よく出てくるカードの傾向は「自分がやるべきことをやれ」とか「自分の拠って立つところを大事にしろ」というカード。
5年前とは何かが変わったとポエタロで知る。