10月

31

多次元的認識

相方と喧嘩をする。
自分の主張を思いっきりする。
一方で、相手の立場にも立ってみる。
怒りたくなる気がわかる。
そして自分の立場に戻ってくる。
僕も怒りたいが、
相手の怒りたい気持ちがわかると
ただ怒ってもしかたないので
どうしたらいいのかと悩む。

仕事で理不尽な要求をされる。
それは無理と思うが、
相手の立場に立つと
無理だと言ってはねつけるのも
どうかなと思う。
その要求に
答えるか答えないかだけではなく
別の提案ができないか考える。

世界ではいろんなところに
対立がある。
それらを感じて
どちらが正しいかを
考えるだけではなく、
第三、第四の道を考える。

目の前の「右か左か」や
「善か悪か」や「私かあなた」
だけを考えるのではなく、
そこにはまだ見えていない可能性を
創ってみる。

それをするために与えられた
僕たちの想像力。

いま外で鳥が鳴いたら、
それも目の前の問題と
関係があるのかもしれない。
ないのかもしれないのはもちろん。
もしないとしても
僕たちの想像力はそれを作れる。

10月

30

朝散歩しながら朝ご飯を考える

早朝に散歩しながら
朝ご飯を何にしようか考える。
今日の調子ならあれがいいかな?
それともこれにしようかな?
もしあれにするとすれば
材料が足りないからどうしよう?
あそこまで買いに行くか?
それとも別の物にするか?
代用できるもの何かあったかな?

10月

29

豆豉醤で新スープ

味噌汁を作ろうとしたら味噌がなかった。
しかたないので豆豉醤で味噌の代用。
飲み方のコツは味噌汁とは思わないこと。
味噌汁だと思って飲むと ? だが
新しいスープと思って飲めば悪くない。

10月

25

チョコのひとかけら

歩き回ってへとへとになったとき、
チョコのひとかけらがうれしい。
ひとかけら食べるだけで
しばらくは元気になれる。

10月

24

皇居の松

皇居のまわりに
松が何本も植えられている。
きれいに剪定され、
一本いっぽん
個性的な姿になっている。

10月

23

電車で居眠り

仕事帰り、疲れて電車で居眠り。
ぐっすり。
目が覚めるとちょっとふらふら。
少し生き返る。

10月

19

初代iPod shuffle

2005年に買ったiPod shuffleが出てきた。
充電してスイッチを入れると
懐かしい曲が聞こえてくる。
曲を入れ替えることはできないけど
すでに録音してある曲を
聞き続けるのには問題ない。
今日、持ち歩いてみようかな。

10月

18

水のきらめき

水面がゆらゆらと揺れ、
太陽の光がそれに反射する。
その光のさまがとても好き。
その反射が壁に当たると
光の縞の踊りが見られる。
プールの底にも光のダンス。

10月

17

人の意識は融合できない

人は、悲しいほどに
ひとりひとり別の存在。
だからこそ、
互いに意見が相容れないことがある。
コンピューターなら何台でもつなげて
いろんなデータの共有ができるが、
人間は、
何人もの人が集まって討議すると
必ずと言っていいほど
意見が割れてしまう。
人によって何を大切にしているかが
異なるからだ。
逆に見ると、コンピューターには
そのようなことがない。
個人が尊重する主義のようなものより
そのときどきに与えられる
判断の根拠によってのみ
物事を決めていく。
個人の主義のようなものは、
感情にも根差している。
それがいいか悪いかは
どう考えるかによるが、
コンピューターはそれを考える
判断の根拠を
与えられるまで待っている。
AIはいつかその判断の根拠も
考えるようになるのかもしれないが、
それはもしかしたら人間にとっては
危険なことかもしれない。
人間は意識の融合ができないからこそ、
互いに言い合う必要が生まれ、
少しの共通認識と、
多くの意見の異なりを生む。
意見がみんな違うから
ある程度の歯止めがかかるが、
判断が一度に共有され,
ある方向に動くとなったら
一度に動けるAIは
人間という存在をどう扱うのか?
そう考えると、人間同士のいざこざは
実はそれほど悪いものでもないように思えてくる。

10月

12

道(タオ)に戻る

「黄金の華の秘密」を翻訳した
ヴィルヘルムが、こんな体験をした。
ヴィルヘルムが住んでいた
中国のある地方が旱魃になり、
村人が雨乞い師を呼んでくる。
しばらくしてしわくちゃな老人がやってきた。
その老人は静かな場所にある
小屋を貸してくれといい、
そこに三日間こもりました。
すると、四日目には曇ってきて
雪など降るはずがない季節に雪が降りました。
ヴィルヘルムはその雨乞い師に
どうすればそういうことができるのか聞きました。
「どうやって雪を降らせたのですか?」
「わしは雪など降らせていない」
「では、この三日間
 何をしていたのですか?」
「それなら答えられる。
 この土地はタオからはずれていた。
 天の定めるしかるべきあり方から
 はずれていたのじゃ。
 わしもそんな土地に来たために
 タオからはずれた。
 だからその自然な秩序に戻るため
 三日必要だったんじゃ。
 自分がタオに戻ったから
 おのずと雨が降ったんじゃよ」

10月

11

上から目線

ときどき、世界を上から見る。
「上から目線」は嫌がられるけど、
世界全体で何が起きているのか
感じるためには
世界を上から見てみないとならない。
するといろんなことに気づく。
いろんな争いが
世界中にあるようだが、
みんな幸せになろうと戦っている。
戦う時点であまり幸せではない。
誰かが戦おうとしているから
戦っているように思わされる。
戦わずに幸せには
絶対なれないのかな?

10月

10

晴れの特異日

今日は快適な温度で晴れた。
昼になっても予想では25度くらい。
心地よい一日になりそうだ。
10月10日は晴れの特異日。
だから1964年の東京オリンピックが
10月10日におこなわれた、
と思っていた。
ネットを調べたらウィキペディアに
10月10日は晴れの特異日ではないと
書かれている。
今日までそうだと信じていたよ。
なんでも、その時期は
晴れる日が多いので、
特異日とは呼べないそうだ。
晴れが続くような季節ではなく、
その日一日だけポツッと晴れが多い
という日でなくてはならないとか。
東京の晴れの特異日としては
1月16日、3月14日、6月1日、
11月3日があるそうだ。
「へー」ボタンをたくさん押したい。
特異日であろうとなかろうと、
今日の空は完全な「晴れ」
というよりちょっと雲多め。
雲ひとつない快晴もいいけど、
陰影がある雲多めの空も好き。

10月

7

古本を探す

神保町で古本を買った。
いろんな本から今日買う本を探す。
あっ、探していた本があった。
五百円しかしないよ。
ラッキー。

10月

5

人を動かすもの

瞑想したり、気持ちいいものを書いたりして、
自分の感情に向き合うと、
自分が何に影響されているかが
わかるようになってくる。
心地よさと恐怖と概念だ。
どれも物質として存在するものではない。
しかしそれらの影響で
自分の心やからだを動かしてしまう。
それらはいいことでもあり
悪いことでもある。
人間は、
動物には持ちようのない概念を持つことで、
地球上に繁栄できた。
お金という概念のおかげで社会ができ、
いろいろと問題はあるものの
そこそこ幸せに生きていける。
インターネットが定着し、
AIが生まれてくる現在、
個人がそのことに関して
深く考えておかないと、
間違った方向に進むことになる。
ホーキング博士が言っていた、
「AIは人類にとって最悪、
 もしくは最良の結果を
 もたらす可能性がある」
は、個人個人のあり方で
どちらの方向に行くのかが
決まってくるように思う。

10月

2

再読

少し難しい本を読む。
一度読んだだけでは理解が及ばない。
そういう本を再読する。
はじめて読んだときより理解が進む。
それで終わるときもあるけど,
もう一度読まなければと思う本がある。
三度目に読んで
やっと理解したりする。
それでも理解の及ばない箇所が
あることもしばしば。
読むことの喜びは
そういう本をきちんと理解したとき生まれる。