8月

31

日差し

夏らしい日差しはいいものだ。
最近は七月末ほどには暑くないので
やっと普段の夏らしくなった。
夏はなんかいいよねぇ。
この「なんか」という含みが
大切な気がする。
明確に夏の「これ」がいいというと
夏の良さの大半が
失われてしまう気がする。

8月

30

ひさしぶりに走る

311以来、外でジョギングするのは
どうかな?と思い、していなかった。
おかげで走る能力が0に近くなった。
なにしろ2010年12月には沖縄で
フルマラソンを走っていたのに、
いまは1kmも走ると疲れてしまう。
これは身体の危機だと思い、
週に一度は走ろうと決める。
でも、外はとても暑いので、
ほどほどにね。

8月

29

フカヒレ姿煮込み麺

白龍トマト館で
夏に数量限定でやっている
フカヒレ姿煮込み麺を
初日に食べてきた。
フカヒレの大きさは小振りだが、
もし大きいのを使っていたら
この値段では収まらないだろう。
普段フカヒレの姿煮込みは
予約のお客様にしか出さず、
しかも値段は夏の記念期間より高くなる。
二千円せずにフカヒレ姿煮込みを
食べられるなんて幸せ。
ゆっくりと噛めば噛むほど
味が出てくる。

8月

28

共通の認識

共通の認識ってすごいなと思う。
もし僕とあなたで
これが共通している認識だと
思うことができなければ、
言葉は成立しない、
「言葉」と言って「言葉」を
思い浮べてもらえなければ
話ができない。
「空がきれいだね」と言って
理解してもらえなければ
喜びは半減するだろう。
共通の認識ってだからすごい。
言葉がなくても共通の認識は
できただろうけど、
言葉が存在することで
共通の認識の範囲が広がった。
当たり前すぎて
わざわざ言うことではないと
思い込んでいるけど、
それをわざと言うことで
何か生まれてくるんじゃないかな?

8月

27

寝入りの風景

ときどき寝入りの時、
不思議な風景を見る。
それは夢のようなものだ。
見たことのないものや景色。
それを見ながら「何だこれは?」と感じている。
見たことのないものだから
それをなんと言ったらいいのかすらわからない。
複雑なモビールのようなものであったり、
砂漠の中の建物か、
はたまた空飛ぶ乗り物のようであったり、
壁際にある意味不明のものだったり。
「なにこれ?」と思いながら夢の中へ。

8月

25

一澤信三郎帆布のカバン

十数年前に
京都の信三郎帆布のお店で
カバンを買った。
もちろん帆布製のカバンだ。
この店では「カバン」という漢字に
「鞄」という文字は使わず、
「布」偏に「包」と書いて
「カバン」と読ませる。
もちろんそんな漢字はない。
この店だけで使っている特製漢字だ。
そんなこだわりのお店だから
商品自体もなかなか味がある。
それを二十年近く使ってきた。
肩ひもがすり切れてきたので
修理に出そうかなと思う。
この時代にカバンを
修理してくれる会社など滅多にない。
たいていは使い捨てだ。
ところが一澤信三郎帆布は
きちんと修理してくれる。
自社の商品をきちんと修理する
というのは、この時代とてもいい
ブランド戦略になる。
でも、
「ブランド戦略のために修理する」
というのは本末転倒な気がする。
昔からそうしてきたら
それがたまたま
ブランド構築に役立ったというのが
正道だろう。
この店は明治の頃から続いていて、
職人用のカバンを作っていたので
修理も当然のように
手がけていたようだ。
修理してもらうのに
どうしたらいいのか
ホームページを読んでいて
感激してしまった。
https://www.ichizawa.co.jp/

8月

24

赤いトマト

熟れ切った赤いトマトは
ずっしりとしていていい。
砂地で水も与えられず、
ギラギラの太陽に照らされた
過酷な環境のトマトほど
赤く美味しくなるという。

8月

23

雲の形

今日の雲はもこもこしていていい。

8月

22

イルカに教わった泳ぎ方

プールで泳ぐようになって八年ほどたつ。
はじめのうちは長く泳ぐのが大変だったけど、
最近は慣れた。
ゆっくりと効率的に泳ぐとき、
何が役に立ったかというと
イルカの尾びれの動かし方だ。
イルカはゆっくり泳ぐとき、
放物線を描いて落ちる球のように
尾びれがリズミカルに
遅くなったり速くなったりする。
きっとあれを真似したら
楽に泳げるのではないかと考えて
そうしてみた。
するととても楽に泳げる。
高校生の頃、指揮をするのに
似たことをした。
それもきっと役に立っている。

8月

20

虫の声

夜になると秋の虫の声が
聞こえてくる。
窓から入ってくるいのちの交響曲。
夢見心地の耳に優しい。

8月

19

まどろみ

このところ涼しくなってきたので、
ときどきまどろむ。
こう書くと良さそうだが、
本を読んでいると眠くなるのだ。
からだが夏の暑さから解放されて
いろんなところが
緩み始めているのだろう。

8月

17

立秋の北風

今日はひさしぶりに
北風が吹いてくる。
ヒューヒュー。
暦によればもう秋。
酷暑はもう過ぎたのかな。
だったらいいな。
処暑はもうすぐ。

8月

16

短パン

ツイードの鞄を修理するために
裾を切ったチノパンを
短パンに直した。
膝下の短パンにしたのだが、
めくって腿丈の短パンにもできるよう
留め紐とボタンも付けようと
欲が出る。

8月

10

金属バットの高い音

キンッという高い音が聞こえると
夏である。
続く歓声。
暑い中、高校球児は必死で戦う。
それまでの十数年間を
この一瞬のために費やしてきたから。
ほとんどの高校球児は
あの舞台には立てない。
だからこそ、あの舞台が輝く。
甲子園と言う名の魔界であり天国。

8月

9

美しい星

三島由紀夫の小説。
ある一家が突然、
「自分たちは宇宙人だ」と悟る。
父は火星人、母は木星人、
兄は水星人、妹は金星人。
それぞれの星から来たから
みんな意見が違う。
通じているようで通じていない。
普通の家庭に起こることでも
宇宙人の目から見ると
ちょっと違って見える。
いろんな観点を持たされる
不思議な小説。
一家はみんな地球の平和を夢見るが
なかなかうまくいかない。
地球人が考えるとすると
違和感が生まれるが、
異星人だから人間のことを
どう思っていても不自然ではない。

8月

8

蝉の声

曇り空でときどき雨が降り、
強い風も吹くような天気なのに
セミが一生懸命鳴いている。
台風が過ぎると
また酷暑になるのだろう。
鳴けるうちに鳴こうということか。

8月

7

涼しい日

朝起きて窓を開けると
今日はひさしぶりに
涼しい日だと知る。
台風の接近によって雨が降り風が吹く。
風を運んでくれたという点において
今回の台風はありがたい。
でも、接近したとき
あまり悪さはして欲しくない。
干上がった土地に雨を降らせ、
水が過剰な土地にはこれ以上降らず、
みんなに感謝されるような台風に
なってください。

8月

6

火星

最近、赤く輝く星が
夜空に目立つ。
火星だ。
2003年以来の大接近だと言うが、
2003年の大接近が
どのようなものだったのか
もう忘れてしまった。
もしかしたら
気にもしていなかった
のかもしれない。
それで調べてみた。
すると2003年の火星大接近は
火星までの距離が
5575万kmだったそうで、
これより近い大接近は
過去にさかのぼると
約六万年前、紀元前57,617年だという。
そんなすごい大接近を
ぼうっとして逃していたのかと思う。
今回の大接近は5760万kmだそうだ。
2003年より近くなる大接近は
2287年にあるという。
過去にさかのぼると六万年前なのに
未来ではたった269年後にある
というのが、
なんだか不思議な気がする。
その頃には人類は火星に行くように
なっているだろうか。
今年と2003年の共通点が
何かあるかと調べたら、
なんと2003年もヨーロッパでは
非常な猛暑だった。
8月中旬にフランスでは8日連続で
40℃以上が記録され、
14,800人以上が死亡している。
その他のヨーロッパの国々でも
熱波が原因で数千人の単位の
人たちが亡くなっている。
火星が接近する年は
熱波が来るのだろうか。

8月

5

うだるような涼しさ

外を歩くとセミが鳴いている。
つい先日までは
セミも黙ってしまうほど暑かった。
だから今日は
ちょっと前より少し涼しい。
でも、それでも暑い。
外を歩くだけでじわっと汗をかく。
暑いとか、涼しいとか、
以前の感覚とは変わってしまった。

8月

3

サファリベスト

24年前にケニアに行って
そこで買ったサファリベストがある。
四半世紀前ということだな。
ずっと箪笥の肥やしになっていたが、
最近書斎のエアコンが壊れて
役に立つことになった。
ポケットがたくさんあるので、
そこに保冷剤を入れて着ている。

8月

2

脱筋肉痛

大山阿夫利神社の奥社に行き、
きつい山登りをしたために
数日間筋肉痛だったが、
やっと治ってきた。
立ったり起きたりするのが
大変だったが、
いまは普通に戻る。
普通に生きていられるって幸せ。

8月

1

白龍トマト館のホームページ

12年ほど前から
白龍トマト館のホームページを
担当している。
中身も12年間でかなり増えた。
今回リニューアルして
スマホからも見やすくした。
時が経つのは早い。
https://www.tomato-tanmen.com