アイスピックの思い出
アイスピックのことをここに書こうと思った。
しかし、あまり記憶が明確ではない。
サラリーマンの頃、バーで丸い氷のロックを飲んだ。
あれをうちでも真似したかった。
それで、丸い氷ができる器を買った。
でも満足しなかった。
そこで大きな氷を作って、バーでやっているように削ってみようと思った。
だからアイスピックを買った、のだと思う。
しかし、いつどこで買ったのかはっきりしない。
もう二十年以上使っていることだけははっきりしている。
こうして記憶は失われていくのだな。
いいこともある。
自分にとって都合の悪いことは忘れてしまうということだ。
こうして僕は、自分が思うような理想的な人間になっていく。(笑)