1月

16

新しい柄杓

朝に参拝する近所の神社には
しばらくのあいだ手水舎に
金属でできた柄杓しかなかった。
去年、烏に襲われた頃を境に
木製の柄杓がなくなった。
きっと烏が近くに巣を作り、
その材料として
持って行ってしまったのだろうと
推測している。
なぜか烏は金属製の柄杓は
持っていかなかった、
ということだと思う。
初詣客を見込んでか
神社は新しい柄杓を用意した。
柄の長い新しい柄杓で手と口を濯ぐ。
あの烏、
どうしたのかなぁと思いながら。

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