美しい星
三島由紀夫の小説。
ある一家が突然、
「自分たちは宇宙人だ」と悟る。
父は火星人、母は木星人、
兄は水星人、妹は金星人。
それぞれの星から来たから
みんな意見が違う。
通じているようで通じていない。
普通の家庭に起こることでも
宇宙人の目から見ると
ちょっと違って見える。
いろんな観点を持たされる
不思議な小説。
一家はみんな地球の平和を夢見るが
なかなかうまくいかない。
地球人が考えるとすると
違和感が生まれるが、
異星人だから人間のことを
どう思っていても不自然ではない。