2月

25

聞く耳

話が通じるか通じないかはお互いに聞く耳を持っているかどうかだ。
どちらか一方が聞く耳を持ってないと、互いに話が通じなくなる。
相手が話を聞かないと思うと、聞けとばかりに大声を出したり感情的になったり、またはどうせ聞いてないからと話がぞんざいになったりする。
その結果、話が通じにくくなる。
しかし、実は自分が相手の話に聞く耳をもってないのかもしれない。
もしそうだとすると、相手がそれを察知して聞く耳を持たなくなる。
互いに膠着状態を育てることになる。
「聞く耳を持ってもらう」ことは「愛してもらうこと」に似ている。
こちらが「聞く耳を持つ」ことでしか、相手に聞く耳を持ってもらえない。
無理矢理にでも聞く耳を持たせるには、上下関係を作ったり、聞かなければならないと言う決まりごとを作ったりすることになる。
だけどそれでは、本当の聞く耳は育たない。
互いになんでも聞きあえる関係は気持ちよい。

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