気づきのための夢
またしても不思議な夢を見た。
目の前に、それぞれが半透明のようにして、二つの出来事が同時進行して、それぞれに対応している僕がいた。
二つの出来事を正確には覚えていない。
だけどそれに対応している実感があった。
夢だから、そうなのかと受け止めるしかない。
そこで目が覚めた。
トイレにこもって何の夢だったのか考える。
ふつふつと浮上してくる意味。
ある過去と、ある未来を一度に見ていたのだなと思う。
過去も未来も「いま思い浮かべている」という等価なものであることを確認するために。
多次元に生き始めると愛することが当たり前になるという。
いま愛をもって過去を見ると、いまの行動が愛とともに現れる。
同じ過去をもし憎しみや怒りをもって見ると、いまの行動が残酷になる。
どちらを選ぶか。
いま愛をもって未来を見ると、いまの行動が愛とともに現れる。
同じ未来をもし憎しみや怒りをもって見ると、いまの行動が残酷になる。
どちらを選ぶか。
いまの心のありようが、過去にも未来にも影響する。
過去も未来も心にあるから。
愛とは、関わり合う全ての存在をありのままにしてその力を引き出すような、高度な組織化を助ける力。
その力を言葉ではほとんど説明できない。
生命体の機能をすべて言葉で表現できないのと同じ。
あらゆることが同時に起き、かつ時間が異なれば起きることも常に変化する。
それらすべてを言葉で追跡することはできない。
でも、愛する心は、不可能を可能にしようとさまよう。
言葉を多次元に表現する術を得る日、言葉の概念が一新され、それは可能になる。