8月

22

誰かのせいにしておく

「なんでこうなってしまうんだ」と思ったとき、とりあえず誰かのせいにしておく。
実際にはその人の責任ではないかもしれないことを知っているので、怒るわけにはいかないし、その人に向かって文句などは言わない。
時間を稼ぐことで感情の炎が燃え上がるのを一時止めておく。
そののち、推理力を働かせて、正しい犯人を探っていく。
明らかな犯人がわかれば、その人に対して話をする。
自分のせいだとわかったら、同じ過ちをしないように対策を練る。
わからなかった場合は、時間の経過が怒りや悔しさをやわらげてくれる。
これに気づいたのは、相方が何かというと僕のせいにするから。
ベランダのハーブが枯れたとき「あなたのせいよ」というし、料理の味付けがうまくいかなかったとき、「あなたのせいよ」と言われる。
はじめのうちは明らかに僕のせいではないとそこから言い合いになったが、最近ではもう慣れたので「はいはい」と返事をする。
相方は僕のせいにすることで気が楽になるようだ。

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