6月

21

たくさんの間違い

生命は、きっとたくさんの間違いを犯して生き延びてきた。
その間違いが突飛であるほど、死ぬ確率も高くなる。
しかし、そんなこと可能なはずがないと思われたことを繰り返しトライして、やっとたどり着けた答えがあったから、生き延びてきたのではないか?
単細胞生物が互いに合体する。
嫌気性が好気性になる。
太陽光線が強くて遺伝子が正しくコピーできないので性別が生まれる。
生きる場所を求めて行けない場所に行く。
毒ある食べ物を食べ続けることで解毒作用を獲得する。
もし常識というものがあったとしたら、どれも正しくない行動。
数え切れない間違ったトライに、やっといつか行くべき道が見つかる。
そうやって生命は生き延びてきたのではないか?
だとしたら、僕たちが思い込んでいる「間違い」とはいったい何だろう?

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