7月

8

山から星へ

昔、宇宙の中心は山の頂上にあった。
だから神様の多くは山にいた。
長い歴史のなかで、いろんな宗教が神様をいろんなところに連れて行った。
いろんなところに神様が現れるようになり、宇宙の中心は曖昧になったが、それでも人間のイメージとしては、山の頂上が宇宙の中心になることが多かった。
ところがある時から、星が宇宙の中心になった気がする。
その星の中心が宇宙の中心でもある。
それはもちろん象徴的なもの。
各個人が宇宙の中心にいて、いろんな存在につながっている。
星と星が重力や電磁波で結ばれているように。
山を象徴とするピラミッド構造を維持したい人は、星を象徴とする多次元的な人とのつながりに困惑し、一生懸命ピラミッドに戻そうとしているかのように思える。

7月

6

思い浮かばない

この数日、気持ちいいものが思い浮かばない。
そういうことはときどきある。
でもなんで?と思ったとき、ふと思い出した。
二十年以上前、箱根に行ってある場所をお酒とお米で供養したこと。
また箱根に行ってみるかな。

6月

30

緊急事態宣言下の神社

緊急事態宣言下の神社は、手水舎が閉鎖され、拝殿前に吊された鈴も鈴緒がはずされ、これでお参りになるのかな?という状態です。
これは神社として正しいおこないなのか?と思ってしまいますが、こういうときこそ人間の創造力を発動させましょう。
まず、手水舎の前で手を洗い口をすすぐイメージをする。
一瞬でいいのです。
水の流れている音も思い出しましょう。
そして拝殿前に進んだら、鈴をガラガラと鳴らすことを想像します。
想像した音で清められる。
あとはいつものように参拝してさっぱり。

6月

28

神の居場所

昔、神は天空にいた。
その息子や娘が降りてきて、民を治めた。
その神は今はどこへ行ったのか?
自分の内か、メディアの中か、一般大衆という幻の中か?

6月

24

堕天使

「堕天使」という言葉があります。
天使だったのに、悪魔になってしまった存在。
悪魔を演じるしかしようがない存在。
堕天使のみなさん、自分が天使であることを思い出してください。
あなたの力は強大です。
あなたの力で多くの人が救われます。

6月

21

迷いの渦

気持ちいいものを感じ続けていくと、いつか迷いの渦に巻き込まれるようになった。
「これは本当に気持ちいいのか?」
とても曖昧。
他人に理解してもらうために「気持ちいいもの」を書くのであれば、互いに気持ちいいと思っていることを書き続けるしかなくなる。
その先に進もうとすれば、つまり自分の中にある気持ちいいに降りていくとき、なんだかわけのわからないものに触れる。

6月

21

たくさんの間違い

生命は、きっとたくさんの間違いを犯して生き延びてきた。
その間違いが突飛であるほど、死ぬ確率も高くなる。
しかし、そんなこと可能なはずがないと思われたことを繰り返しトライして、やっとたどり着けた答えがあったから、生き延びてきたのではないか?
単細胞生物が互いに合体する。
嫌気性が好気性になる。
太陽光線が強くて遺伝子が正しくコピーできないので性別が生まれる。
生きる場所を求めて行けない場所に行く。
毒ある食べ物を食べ続けることで解毒作用を獲得する。
もし常識というものがあったとしたら、どれも正しくない行動。
数え切れない間違ったトライに、やっといつか行くべき道が見つかる。
そうやって生命は生き延びてきたのではないか?
だとしたら、僕たちが思い込んでいる「間違い」とはいったい何だろう?

6月

15

5月15日と29日、ロンドンにて

2021年5月15日と29日、ロンドンにて、大規模な抗議活動がおこなわれた。
もちろん、アレへの抗議だ。
日本では打て打てとマスメディアで叫ばれているが、冷静な人たちは冷ややかな目を向けている。
社会的立場によって仕方なく打たなければならない人たちもたくさんいる。
なんとか自分を納得させて、打つ人もいる。
もちろんマスメディアのいうことを聞いて、喜んで打つ人もいるだろう。
そういう日本の状況下で、ロンドンの映像は力づけられる。
https://bit.ly/3voj4un

6月

10

人口百億

人口が百億を超えると人類は滅亡するなんて話しがあるけど、それは微妙だ。
百億を超えないように頑張ろうとしているいまの状況の方が不自然だと思う。
百億を超えたら、人類はいままで通りには生きていけなくなるだろう。
それがチャンスだ。
生命が海から陸に上がったように、地面を這う生命が空を飛んだように、共通概念を持ちようがなかった生命が言葉を獲得したように、いまの僕たちには想像できない飛躍をするだろう。
それが生命だから。
人智が及ぶ範囲で何かしようと考えるのは「無知の知」を認めてない。
人類が別次元に飛躍したときの生命を人間と呼ぶかどうかはまた別の問題。

6月

10

行き詰まる

物事が行き詰まるとたいてい不快になる。
でも、行き詰まった結果、違う次元に飛び立つしかなくなるので、そういう機会が来たと思うと、なぜかうれしい。

6月

4

どこにあるのか

気持ちいいものは、いったいどこにあるのか?
ときどき、考える、感じてみる。
「いまここ」なんて簡単なものではない。
他人に伝えるのにそれしかいいようがないから「いまここ」という。
「いまここ」であり、「永遠の彼方」であり、「宇宙大の広がり」であり、「妄想」であり、「意味のないもの」でもある。
それを知るとはどういうことか。
語り尽くせぬ言葉が溢れる一方で、沈黙が訪れる。

6月

2

ユニコーンはノアの箱舟から追い出される

錬金術の話にユニコーンがよく出てくる。
ユニコーンは想像上の動物だとされているが、面白いのは東欧の民話。
ノアが箱船を作ったとき、ユニコーンも乗せたが、あまりにも暴れるので箱船から水の中へ放り投げたそうだ。
だから今ではユニコーンはいないという。
ユニコーンが陽の象徴だとすると、その意味がよくわかる。

6月

2

曖昧になることはっきりすること

「わかることとわからないこと」に書いたように、曖昧になることがある一方で、曖昧ではあるけど譲れないことが現れてくる。
それがなぜ譲れないのか、説明してもあまり説明にならない。
なぜなら、その説明は僕の心にあることで、他人とそれを共有してないから。
共有するためには、きっとその人との濃密な関係が必要になる。

5月

28

三枚の紙

今朝の夢にも「三」が登場した。
三枚の紙にある有名なデザイナーがデザインを施す。
そのデザイナーはこんなことを話す。
「この三枚の紙には微妙な違いがあります。
 そこでこの一枚だけはこの色を使わなければならないと思いました。
 あとの二枚はその一枚が決まったことで、それぞれの色を採用することを決めました」
その話を聞いて僕はこう思う。
「確かに最初の一枚をその色にするのは正解だし当然だろう。
 しかし、あとの二枚についてはほかの可能性がたくさんある。
 なぜそのことについてあのデザイナーは考えないのだろう?」
ここから多次元リフレーミングの話に発展する。
多次元リフレーミングは抽象的な話なので、どう説明するかが問題なのだが、いい例が夢に出てきてくれた。

5月

27

三つの選択肢

夢の中で三つの選択肢を与えられた。

選択肢1
生まれたときまで戻って人生をすべてやり直す。

選択肢2
このまま人生を続ける。

選択肢3
死んで別の人生を生きる。

なぜこのような夢を見たのか理解するため、そして、それぞれの選択をするために、大量なビジョンが降りてきた。
困ったなと思うと同時に笑った。

5月

26

わかったつもりになってみる

わかりかけた人がわかったつもりになってみるのは大切なこと。
わかったと思わない限り、わかり得ないことがある。
そうやってはじめてわかることがある。

5月

24

目を覚ます

毎日寝て、毎朝目を覚ます。
当たり前の習慣。
そのほかにも毎日のように僕は目を覚ます。
社会生活の微睡(まどろみ)の中から。
十年に一度の大災害とか、いま降りかかっているコロナ禍とか、そういうアラームのおかげで。

5月

19

欠けた魂

僕らはみんな欠けた魂。
宇宙のすべてを見渡すことはない。
目の前にある材料を捏ねくり回す。
全一者にとっては生みの工程。
欠けた魂にとっては永遠の苦役。

5月

13

バリ島の秘密

毎年のようにバリ島に行っていた。
2017年からアグン山の噴火が始まり、去年からはコロナで何年か行ってない。
ひさしぶりにお世話になっているアナック・アグン・グデ・ラーマ・ダレムさんとZOOMを介してお話しした。
バリ島の宗教はバリ・ヒンドゥーと言われるが、それはいろいろな宗教の渾然一体化だ。
アグン・ラーマさんとお話ししていると、どのように様々な宗教が習合されるのかわかるような気がする。
基本的には他を批判しない。
相手のいいところを自己同一化する。
自分の都合に合うように多少の改変を加える。
議論をする。
本当の答えは神のみぞ知る。

5月

11

集合無意識

今の日本はいろんなところで抑圧されていて、その結果何が生み出されるのか心配でもあり、楽しみでもある。
集合無意識が、いろんなところで形になる。
アートや哲学、エンターテイメントへの影響が楽しみ。

5月

9

ユングが生きていたら

ユングが現代に生きていたら、何を言ったか空想する。
ほぼ10年ごとに起きてくる大惨事。
911、311、コロナ禍。
これらの現実と集合無意識の関係を説いて欲しい。

5月

6

鏡の前で自分を見るときのように、他人に対して自分が思っていることは多くの場合鏡のようだ。
「相手はこういう人」と思い込んでいることが、相手の動作に読み取れる。
それは多くの場合、自分の心の投影。
曇りのない光を受け取れるように、よく自分を磨きましょう。

4月

22

AIの目

現代に生きる僕たちは、AIが何でもできると思っている。
それって、かつての賢者の石に似ている気がする。
「AIが完成すればこんな理想郷ができるんだ」
こう思い込んでいるが、現実はパラダイムが変わってからやっと理解できる。
科学と心理学が発達してやっと賢者の石の意味が理解できるようになったように。

4月

22

賢者の石

賢者の石について、理系出身の僕は「馬鹿なことを考えていたな」くらいにしか思っていなかったが、ユングの『心理学と錬金術』を読んで唸ってしまった。
心の目で見ると現実は変わる。

4月

16

許す

目の前のことに夢中になると、ついしなくてはならないことを忘れたりする。
それに気づいた途端に「自分はダメ」と自分を罰する。
確かに自分はダメでした。
でも、それを許して次に進む。
気持ちよくはないな。
それすらも気持ちよいものにするべきか?