6月

19

祈る

宗教に関する本をたくさん読んだ。
心理学に関する本も、
スピリチュアルな本も。
そしていろんなお祭にも参拝した。
聖人と呼ばれるひとたちにも会った。
そうしてやっと気がついた。
最高・最善の神様がいるということ。
どんなに宗教同士で争っても、
どんなに派閥同士で争っても、
どんなに国同士で争っても、
いつか統合してくれる神様。
その神様に名前はない。
その神様はどういうものと
言っても仕方ない。
宇宙を運行している神様。
生命を生み出した神様。
神様という名前は
古くさいかもしれない。
宇宙を生み出した理のようなもの。
それは僕を動かしている。
あなたも動かしている。
それは僕のビジョンであり、
あらゆる人のビジョンでもあり、
地球のビジョンでもあり、
宇宙のビジョンでもある。
それをねじ曲げて利己的に使うと
間違った宗教が生まれる。
どれだけあらゆる存在を正当に扱い、
至福をもたらし、
この生を充実させることが
できるのか。
そのためにいる神様。
僕の能力でそのすべてを
知ることはできない。
人類の英知でも正しくは
把握できない。
宇宙のように神秘に満ちた神。
その存在に感謝するとともに、
その存在に少しでも近づこうとする。

3月

13

複雑な多次元の渦

生命は複雑な多次元の
渦のようなものと僕は考えている。
たったひとつの渦ではない。
いくつもの渦が
複合的に絡まったもの。
渦と渦が絡まり合うと
とても複雑な流れができる。
その複雑な流れがまた絡まり合うと
次第にそれは渦のようには
見えなくなっていく。
生命の中心には化学反応の渦があり、
その渦が別の化学反応の渦をつくり、
複雑化することで細胞が生まれる。
細胞が安定するために
化学反応の渦が必要であり、
化学反応の渦があるために
細胞が成り立つ。
細胞の要素は渦のようには見えない。
でも、渦のように生まれ、
渦のように消えていく。
身体には物質やエネルギーが必要だ。
取り込まれた物質やエネルギーは、
体内でいろんな渦に取り込まれ、
いろんな渦を回し、
いろんな渦とともに排出される。
まるで渦だらけの
宇宙を模しているかのように。
宇宙のどこに渦があるのか?
太陽系は円を描いているように
思えるけど、
銀河系の中で移動しているから、
実は渦を描いているのだよ。