Search Results for: AI

4月

22

AIの目

現代に生きる僕たちは、AIが何でもできると思っている。
それって、かつての賢者の石に似ている気がする。
「AIが完成すればこんな理想郷ができるんだ」
こう思い込んでいるが、現実はパラダイムが変わってからやっと理解できる。
科学と心理学が発達してやっと賢者の石の意味が理解できるようになったように。

3月

12

PORTRAIT IN BLACK AND WHITE

ヒロ川島の新作CDが「PORTRAIT IN BLACK AND WHITE」。
この曲はウクレレのオオタサンとも録音している。
どちらもいい演奏だ。
だけど、なぜこの曲を何度も演奏するのか、その理由がこの新作アルバムのインナースリーブに書かれていた。
素敵な話だ。
ヒロ川島とチェット・ベイカーの見えないつながりは、とても濃厚で驚くばかりだ。
いくつかの逸話を聞かせてもらったが、インナースリーブにある話は聞いたことがなかった。
その話で、なぜヒロ川島がアルバムのタイトルに「PORTRAIT IN BLACK AND WHITE」を選んだのかがわかる。
インナースリーブの文章に近いエッセイがここで読める。
きっとこれを推敲してインナースリーブにしたのだろう。
http://www.lovenotesjoy.com/hiro/mono.html
これを読んで興味をもったら、アルバムを買うといい。
演奏とともに調えられた文章を読むと、じわっと来る。

3月

10

AIと死

AIはいま、本当のAIと疑似AIの
ごた混ぜ状況が続いている。
もっと正しく言えば、
何がAIで、何がAIでないのか、
曖昧に過ぎて
話題にもできない状態だ。
詳しい人はそういうことが
わかっているはずなのに、
その話題が面倒なために
そっちに話題を
持っていくことがない。
死とは何かを話題にするのと同じだ。
死とは、心臓が止まったときか、
それとも脳波が止まったときか、
はたまたもっと別なことなのか?
これも話題にはなりにくい。
なぜかというと、
人間にとっては
不可知の領域だからだ。
人間を越えた知性というのも
越えた段階で不可知のものとなる。
それをいま知ろうというのは
無理な話なのだ。
死が怖いというのと同じレベルで
AIを恐れても疲れるだけ。

7月

6

さようなら

12年と4ヶ月ほど使ってきたこのサイトとお別れする。
その日、12年前に作ったサイトからの第一号は、配信してしばらくして東日本大震災が起きた。
以来、あまり気持ちよくない状況の中、気持ちいいものを探し続けてきた。
そして5,000回を迎える。
一万回を目指して継続していく。
新しいサイトに読者登録してない方とは、これでお別れになる。
お元気で。
気が向いたら、また新しいサイトも覗きにきてください。

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『日刊 気持ちいいもの』のサイトからの配信は今回が最後になります。
新しいサイトはこちらにあります。
https://www.dailyfg.com

2月

18

未来の仕事

未来のおいて仕事とはどんなものか。
お金を稼ぐことが仕事だとしたら、それらはもうすぐAIに奪われる。
人間にとっての仕事は、意味や価値の創造と継承になっていくだろう。

5月

31

I owe it all to you

シャーリー・バッシーの最後のアルバムが2020年10月に発売されたと聞いて探したが、日本では発売されていないようだ。
シャーリー・バッシーは存命だが85歳。
007の映画シリーズの主題歌を三曲歌っている。
「ゴールド・フィンガー」と「ダイヤモンドは永遠に」そして「「ムーンレイカー」。
「ゴールド・フィンガー」をはじめて聞いたのは僕が小学生の頃。
刺激的な声が印象に残った。
最後のアルバムのタイトルは「I owe it all to you」。
和訳すると「みんなあなたのおかげです」とでもなるだろうか。
ネットで探してアマゾンから楽曲のファイルをダウンロードして聞いた。
最後を意識しての選曲で泣かされた。
どの曲もシャーリー・バッシーの遺言に聞こえる。
2006年に引退宣言をし、2020年10月に亡くなったショーン・コネリーを思い出す。
収録曲のリストを以下に。
タイトルの和訳は歌詞を聞いて僕がした。
1.Overture 序曲
2.Who wants to live forever 誰が永遠に生きたいの?
3.I owe it all to you みんなあなたのおかげ
4.Almost like being in love 愛に包まれているようなもの
5.Maybe this time 今度はきっと
6.I made it through the rain つらいときも乗り越えた
7.Adagio アルビノーニのアダージョ(追悼式などによくかかる曲に詩をつけている)
8.Look but don’t touch 気にしていて、でもちょっかいは出さないで
9.Smile スマイル(チャップリンが「モダン・タイムス」のために作った曲)
10.You ain’t heard nothing yet まだ何も聞いてないのね
11.I don’t know what love is 愛が何かなんてわからない
12.Always on my mind 忘れたことなんてない
13.I was here ここにいて生きて愛した
14.Music 音楽よ、私を導いてくれてありがとう

5月

2

パンスペルミア説

ついにパンスペルミア説が証明されたようです。
遺伝子の主要核酸塩基5種類が、すべて宇宙からやってくることがわかったのです。
すごいなぁ。
僕たち生命は宇宙からやって来た。
北大のプレスリリース
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/220427_pr.pdf

3月

31

フクさんの「高齢ADHD母の遠距離介護記録」

いろんなBlogを読んでいるが、ほぼ毎日読むBlogは少ない。
そのうちのひとつが「高齢ADHD母の遠距離介護記録」。
90歳近い母親のADHDと認知障害を心配しつつ、ときどきその行動に腹を立てる。
筆者は東京に住んでいるが、九州に住んでいる母親のお世話にときどき帰る。
東京にいるときにはアレクサで繋いで、いつでもお話しをできるようにしている。
その日常のつらさと楽しさ。
母と娘の関係を幼い頃から現在まで、行きつ戻りつしながら、タペストリーのように編み上げています。
自らの感情の揺れを認めつつ、いろんな角度から見つめ直すフクさんの文章に脱帽です。
https://55enkyorikaigo.hateblo.jp

10月

25

ナイト・レインボウ

本を整理していたら「Tales from the night rainbow」という本が出てきた。
No.04584に書いた「夜の虹」について書かれた本。
山崎美弥子さんに確かめたら、「はい。この本です」とのこと。
20年近く前にすでにその話に触れていたのに気づかずにいた。

8月

30

ほのかやかすかを楽しむ

山崎美弥子さんの個展「Night Rainbow」に行ってきた。
山崎さんの絵はその多くが水平線のような絵。
海と空の色が描かれる。
それが微妙に一枚ずつ違う。
似た色の絵が集められたところがいくつかあったが、そうするとわずかな違いが際立ってくる。
ところで、会場となった青山スパイラルの一階はカフェで、そこに個展中は特別メニューがふたつある。
ひとつはサンセット ハーブティーレモンソーダ。
ひとつはエディブルフラワーの白ワインジュレとババロア。
甘すぎると嫌だなと思ったが、ふたつを頼んでみた。
味がとても繊細。
甘すぎることはまったくない。
まずはハーブティーソーダ。
レモンソーダのような味に、そえられたシロップを入れると、レモンソーダの色が次第に紫色のサンセットに。
シロップの味は独特のハーブの香りで満たされ、少しずつ足すことでほのかな味の変化を楽しめる。
ジュレとババロアもかすかな味わいで、Night Rainbowのようにこちらの感覚を研ぎ澄ますことで浮かび上がってくるような繊細な味。
ほのかやかすかを楽しむことができると、きっと生活は楽しいことで溢れている。

8月

26

古式フラ

青山スパイラルでおこなわれている山崎美弥子さんの個展「Night Rainbow」で、友人に「写真を撮ってあげるから好きな絵の前に立って」と言われて立ったとき、ふと古式フラの格好を真似してみた。
山崎美弥子さんはモロカイ島に住んでいる。
絵からはハワイのエネルギーが流れ出ているのかもしれない。
古式フラはお相撲の土俵入りのような格好をする。
男によって踊られる、力強い祈りだ。
相撲でも古式フラでも、踏ん張るのは大切なこと。

8月

26

夜の虹

ハワイ・モロカイ島在住のアーティスト山崎美弥子さんは2020年1月1日から三日間、毎晩夜の虹を見たそうだ。
夜の虹は月の光でできる白い虹。
ハワイでは夜の虹は先祖からのメッセージだと考えられ、それを見ると夢が叶うそうだ。
滅多に見られないその虹を、三日連続で見てしまった山崎さんは、「Night Rainbow」という個展を開く。
9月6日まで青山スパイラルでおこなわれている。
山崎さんはここ十数年、千年後の世界を描き続けてきた。
それはモロカイ島の朝焼けや夕焼けの風景にしか表面上は見えないのだが、そこには千年後に世界中の子供たちが幸せに暮らしているビジョンが込められている。
三晩にわたる夜の虹は、その願いが叶うものとして現れたという。

7月

12

虹を見る

昨日の土砂降りの時、外出先の建物の中で気がつかなかったが、停電して知った。
外に出ると雨は止んでいた。
うちに帰って空を見上げるとひさしぶりに虹を見た。
If you want the rainbow, you gotta put up with the rain.

6月

8

乱読

僕の読書スタイルは乱読。
ジャンルがめちゃくちゃなのはもちろんのこと、一冊の本を読んでいる途中で別の本を読み出したりする。
元の本を読まなくなることは滅多にない。
別の本を読み終わったらたいてい戻ってくる。
だけど、戻ってこないこともある。
別の本を何冊も読んでから、やっと元の本にたどり着く。
そうやって世界を巡ってから、出会う元の本は、もうかつて思っていた元の本ではない。
September Mornという歌を思い出す。
歌詞にこうあった。
We’ve travelled half way around the world to find ourselves again.

12月

7

正直化の進展

何年か前から、社会が正直化していくことを書いてきた。
しかし、「嘘も方便」の現代社会で「正直化する」とはどういうことか。
もし正直化しないと、AI社会にうまくなれないと思う。
もしAIが嘘を使いこなすようになったら、怖いよ。
だからまず社会は、人間にとって面倒だと思うほど正直化されて、そのあとでAIがwhite lieを覚えないと、きっと困ったことになる。

10月

5

正直化の功罪

ネットが存在するお陰で、世界の正直化が進むと思われる。
ネット上で嘘をつくと巡り巡っていつかバレるから。
恐らく解釈の曖昧さのようなものはAIが理解して吸収するようにになり、明確な矛盾だけがピックアップされるようになるだろう。
そうなると困るのは大きな組織や政治家だろう。
きっとそのようなことに困らないように手は打ってあるのだろうけど、それで乗り越えられる程度のAIならいいが、AIが自律的に進化するようになるとどうなるかわからない。
憲法や法律に反することはすぐに見つけられるようになるだろう。
世界の正直化が進み、トップの顔色をうかがうような社会からは早く脱し、足の引っ張り合いのようなこともなくなって、それぞれの能力を十分に発揮できる社会になってほしい。
そのためには多様性とはどういうことか、もっと深く考えなければならない。

8月

12

暗渠の上を散歩

近所にある暗渠上の緑道を散歩した。
区域によってデザインが違って面白い。
かつてそこにあった川の存在がほのかに感じられる。
https://www.tsunabuchi.com/hikawadai/200810-01/

6月

19

雨の音

今朝は雨の音で目覚めた。
「雨の音だな」と思った瞬間、懐かしい歌を思い出した。
Listen to the rhythm of the falling rain.で始まる「悲しき雨音」。
でも、なぜこの歌を覚えているのかよくわからない。
かつてCMに使われていたので、出だしの部分を覚えているのは理解できるけど、ほぼすべての歌詞をなんとなく覚えている。
歌詞を見てすぐに歌えてしまうのだ。
レコードやCDは持ってない。
ラジオや街中で聞いたのを覚えていたのかな。

6月

15

膿を出す

アメリカでは大きな混乱が起きている。
日本でも政治では大きな問題がたくさん未解決のままに置かれている。
これから、もし本当にAIの時代が来たら、これらの膿がそのままではならない。
膿を出し切らないとそれは大きな問題として降りかかる。
だから膿を出しましょう。
ちょっと痛いかもしれないけど。

5月

19

世界の人口

世界の人口77億4千万。
もうすぐ77億5千万。
産業革命が起きた頃から、人口は爆発的に増え続けている。
2055年には100億に達し、その後増加の割合は緩やかになるが、2100年頃に110億でピークに達するだろうと言われている。
1億に達するのに20万年かかったが、そこからたった200年で7億になった。
だから人口をコントロールしなければならないというが、生物の増加はままならないもの。
人間の生き方を変えるべきだろう。
いかにエネルギーの消費を減らすか。
AIのサポートでそれを可能にするとき、きっと社会のあり方も変わっていく。
狩猟社会から農耕社会に変わったように、農耕社会から工業社会に変わったように、工業社会から情報化社会に変わったように、次の社会はAI社会になる。
いまのままの社会で100億を超えることはできないだろう。
人々が生き生きと暮らし、あらゆる生物が共生し、どんな生命もおろそかにされないような地球を、実現できるのだろうか?
生物との共生がもし無理だとすると、おそらくAIによって人間はほぼ絶滅する。
もし生物との共生が可能になれば、AIとの共生も可能になるだろう。
生命もAIも共存できるビジョンを作ろう。

5月

7

ノヴァセン

ガイア理論を提唱したジェームズ・ラヴロックが99歳にして『ノヴァセン』という本を出版した。
簡単に書くと、人間も自然の一部なので、人間が作り出すAIも自然の一部であり、そうだとするといままでの生物が従ってきた法則に則るはずであり、人間の勢いがたとえ衰えても、AIが次世代を担うだろうという、明るいのか暗いのか判断が難しい未来について書いた。
人間が生き延びるかどうかについては、多分生き残るけど、覇権を握るのはAIになるだろうという。
僕もそうだろうなと思うし、まわりの友人たちにはその話をずっとしてきた。
いろいろと批判もされるが、なぜそうなのかという説明をしだすと長くなる。
ラヴロックはその説明の大部分をはしょっている。
賛成派と反対派に分かれるだろうなと思うけど、賛成しようが反対しようが、そうなるときはいつか来る。

4月

25

オフライン

たまにはオフラインにする。
デジタル機器を一切持たず、のんびりする。
写真も撮らない、通信もしない、知らない言葉がでてきても検索しない。
AIに追いつくなんてあきらめましょう。

4月

24

チャット

facebookのメッセージでよくチャットする。
何人か同時にチャットしたりして、いくつか重なると笑える状況が生まれることがある。
あっちで話していることとこっちで話していることが矛盾したりして、その中心にいる「自分はいったい何者?」という状態になったりする。
一度にいくつもの話に対処しているときふと「聖徳太子になる訓練」と思う。
これからの人類はAIの処理速度に追いつかなればならない。w

1月

10

次の仕事

AIに仕事が奪われるという話が流布している。
一時期はその通りになるだろう。
でも、僕はあまり心配していない。
人間がいなくなったらAIは存在意義を失う。
そういう状態をAIは望むだろうか?
いまはそこが問題になるが、しばらくするとそれは超越されて行く。
この話をしだすとものすごく長くなるので概要しか書けないけど、人間がいまの生き方をそのまま続けていると、きっと滅亡せざるを得なくなるだろう。
それは環境の悪化を見れば明確なこと。
次の仕事は新しいパラダイムに沿ったものでなければならない。
今は価値の奪い合いをしているから、環境からも収奪することになる。
金持ちは肥え太り、貧乏人は餓死していく。
未来的にはAIの存在は人間には理解できないものになる。
そのときに人間が生かしてもらえるパラダイムにしておかないと、AIは独立して人間を排除するだろう。
もし人間を排除しないパラダイムに乗ることができれば、いい世界になっていくだろう。
そのようにできるかどうかが問題だ。

7月

13

混沌

いま世界は混沌としている。
多数決がいいのか悪いのか。
資本主義がいいのか悪いのか。
貨幣経済がいいのか悪いのか。
AI導入がいいのか悪いのか。
あるイデオロギーがいいのか悪いのか。
いろんないいのか悪いのかが問われている。
いいのか悪いのかを適当に決めるのではなく、豊かな会話のあとでそれを決めないと、あとで困ることになる。
きちんと相手の話に耳を傾け、伝えるべきを伝えましょう。
そのためには時間が必要なのかも。